Race Report/レースレポート

2012年スーパーGT第2戦

2012年5月3日〜4日
GT500クラス参加台数15台
富士スピードウェイ

スーパーGTシリーズの第2戦は静岡県の富士スピードウェイで開催されました。フリー走行では強い雨が降り続き、レインコンディションの中で行われました。水の量が多く普通に走ることができなかったため、マシンのフィーリングを確かめ、予選に向けて準備しました。

予選

予選:11位

天候:雨

今回はスーパーラップ方式が採用されました。今回Q1を担当することになりました。セッションは15分間という短い時間しかなかったので、Q1が始まってからすぐにコースインしました。最初コース上にオイルが出ていたため、慎重に走りました。その後、コンディションが回復するにつれてタイムも少しずつ良くなっていきました。タイムアタックの合間にペースダウンしてタイヤを冷やしてから何度かアタックを繰り返しました。しかし、11番手タイムとなってしまいQ1を突破することができず、スーパーラップへは進めませんでした。走行後トラブルが判明したということなので、悔やまれる予選となってしまいました。

決勝

決勝:6位

天候:雨→晴れ→雨

日曜日の午前中に行われたフリー走行は雨が降っていないものの、路面が濡れている状態での走行となりました。トラブルも解消し、4番手タイムでフリー走行を終えました。ドライタイヤで走った感触も良く、手ごたえをつかみ、110周の決勝に臨みました。今回は500キロという長いレースで、スタートドライバーは年弘さんでした。僕は第2スティントを担当することになりました。

午後2時からのレース開始直前に雨が降り始め、コースを濡らすことになったため、セーフティーカー先導の中レースがスタートしました。セーフティーカーラン中の2周目に500クラスのほとんどのマシンがレインタイヤに交換するためにピットイン。17号車もタイヤ交換をすることになりました。

そして3周目にスタートが切られました。年弘さんは突然のコンディション変化の中でもポジションを上げながら周回数を重ねていき、路面が乾いてきた16周目にスリックタイヤに交換。37周目のピットインでドライバー交代し、タイヤ交換と給油を行いコースに戻りました。

とにかく1つでもポジションが上がるように懸命にプッシュし続けました。62周目にはアクシデントによりセーフティーカーが入りました。68周目にセーフティーカーがピットに入りレースが再開されましたが、この時点で4番手となっていました。残りの周回を考えながら走り、ベストタイムを出しながら前のマシンを追いかけていきました。

71周目に36号車を抜き、暫定3番手に浮上。76周目には23号車を抜いて、暫定2番手に順位を上げました。そのまま暫定トップのマシンに追いつき、抜くことを考えていました。しかし無理をして接触すれば、ここまでのレースは無駄になってしまいます。また順位を争うことによってラップタイムが遅くなってしまうことも考慮しました。さらに、もう1度ピットに入ることを考えると、できる限り後続との差を広げることが賢明だと判断。考えを切り替えて走りました。

そして、82周目にピットへ入り、再び年弘さんとドライバー交代を行いました。その後、全車のピット作業が終った時点で6番手を走行することになりました。ゴールを目前にして、雨が再び強く降るという難しいコンディションとなりましたが、確実にポジションを守りきり、6位でレースを終えました。

広大コメント

開幕戦の岡山と同様に、今回の富士でも決勝では速さがあり、追い上げることができました。しかし、予選の順位がもっと良ければ違った展開になったと思います。自分なりにベストを尽くすことはできましたが、結果には満足していません。どんな理由があるにしても2回連続でQ1落ちしてしまったのは事実ですので、やはり予選の順位を上げることが今のいちばんの課題だと思います。この点を反省し、次回のレースに臨みます。