Race Report/レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン第7戦

2012年月11月3〜4日
参加台数18台
鈴鹿サーキット

2012年シーズンの最終レースが鈴鹿サーキットで行われました。ここまで6戦を終え、チャンピオン争いでトップと1ポイント差の2位という状況で、最終戦を迎えました。 今回は2レース行われ、Q1の結果でレース1のグリッドが決まり、Q3までの結果でレース2のグリッドが決まるという予選方式でした。 土曜日の午前中に行われた公式練習では、午後からの予選に向けたマシンセットを確認しました。

予選

レース1予選:3位、レース2予選:2位
(ノックアウト方式)

天候:曇り

Q1/3位、Q2/2位、Q3/2位

公式練習に続き、予選セットをユーズドタイヤで確認しました。そして、残り7分過ぎにニュータイヤでコースに入りました。今回はタイムアタックのチャンスは1回しかありませんでした。まず、1周タイヤを暖め、2周目にアタックに入りました。このタイムアタックでは3番手タイムとなり、レース1のグリッドが決まりました。

Q1で走行した結果、少しリアの安定感がなかったので、そこを修正しQ2に臨みました。感触が良くなり、タイムアップにも成功。2番手タイムでQ2をクリアすることができました。

最後Q3は路面コンディションを踏まえ、そのままのセッティングでいきました。タイムアタックはミスなく成功しましたが、トップにわずか及ばず2番手タイムでした。この結果、レース2は最前列の2番グリッドからのスタートとなりました。

決勝

レース1決勝:3位

天候:晴れ

日曜日の午前に行われたレース1は、20周のスプリントレースです。決勝ではオーバーテイクのチャンスはなかなかないと思っていたので、スタートでポジションを上げるために、とにかくスタートに集中しました。シグナルが消え、出だしは良かったのですが、少しホイールスピンが多く、前のマシンをオーバーテイクすることがはきませんでした。

予選順位と同じ3番手のまま1コーナーに入っていきました。そこから前の車を追いかけていきましたが、少しずつ差が開いてしまい、苦しい展開となりました。レースが進むにつれてリアのグリップが下がっていき、マシンのコントロールが難しい状態でした。そして3位のままチェッカーを受けました。この結果、ポイントランキングでトップタイに立つことになりました。

レース2決勝:3位

天候:晴れ

レース1のデータをもとにマシンを調整し、レース2に臨みました。レース2は28周で行われ、1回の4輪タイヤ交換が義務づけとなるレースでした。

スタートは出だしが良く、トップに並ぶことができましたが、1コーナーまでに前に出ることができず、2番手で1周目を終えました。2番手キープのままレースが進み、タイトルを争うマシンとの位置関係をチームが見ながら、ピットのタイミングをうかがっていました。

そして、8周目にピットへ入り、4輪タイヤ交換を行いコースに戻りました。タイヤがいい状態でタイムを少しでも稼ぐためにプッシュしましたが、途中8号車に抜かれてしまいました。全車がピットイン義務を終えた時点で3番手走行となり、レース後半にタイムを上げることができましたが、ポジションを上げることはできず、3位でゴールしました。

この結果、ドライバー部門のシリーズランキングは2位となりました。しかし、チーム部門ではDOCOMO TEAM DANDELION RACINGがチャンピオンを獲得することができました。これはチームとしても初めてのタイトル獲得でした。

広大コメント

今回のレースは予選、決勝ともに1位を取ることができず、悔しいイベントとなってしまいました。大きなミスもなく、全力で戦うことはできましたが、勝つことができませんでした。特にレース2でレースペースが伸び悩んでしまったことが一番の敗因でした。この結果をしっかり受け止めたいと思います。

シーズンを振り返ると、第3戦のオートポリスではフォーミュラ・ニッポンの初優勝を飾り、他のレースでも常にトップ争いをすることができ、年間を通してポイントランキング上位で戦うことができました。高いレベルで常にレースをすることができ、素晴らしい経験をすることができました。この経験をしっかり自分の糧にし、悔しい気持ちを力に変えこれからのレースに活かします。

最後に今シーズンも応援していただき、本当にありがとうございました。2013年はもっと強く速いドライバーに進化できるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。