第3戦はシリーズ唯一の海外戦。マレーシアのセパン・サーキットを舞台にレースが開催されました。
フリー走行からマシンのセットアップが思うように進まず、セッティングを変更して予選に臨んでいきました。今回は年弘さんがQ1を担当しましたが、フリー走行からの悪い流れを断ち切れることができず、12番手タイムとなってしまいました。そのためスーパーラップに進出することができず、予選を終えることになりました。
赤道直下の位置するセパンらしい、強い日差しの中で53周のレースが行われました。スタートは大きなアクシデントもなく、年弘さんは13番手で周回を重ねていきました。マシンのバランスが思うようにならず、早めのピットをチームが決断し、20周目にピットイン。ドライバー交代してコースに戻りました。
タイヤの状況がいい間にプッシュした結果、全車がピット作業を終えた時には2つポジションを上げることができました。その後、前を走る35号車を追いました。ペースは35号車の方が速かったため、なかなか追い抜くチャンスがありませんでした。しかし42周目の最終コーナーでインに入ることができ、ホームストレートで2台並んだまま1コーナーに進入していきました。アウト側でしたが、続く2コーナーでインを刺し、ポジションアップに成功しました。
44周目に同じ方法で23号車を抜き、ポジションを上げました。ここから、さらに前を走る100号車を追いかけていきました。最終ラップに追い付くことができ、仕掛けていきましたが、追い抜くことはできませんでした。結局、セパンは7位でレースを終えることになりました。
今回はフリー走行から思うようにマシンを仕上げることができず、それが結果を左右することになりました。レースでは、短い時間でマシンをセッティングしなければならないのですが、今回のセパンではうまくいきませんでした。決勝も、前戦までの速さを発揮することができず、厳しいレース展開となってしまいました。
そんな難しいコンディションの中でもポジションを上げることができ、レース中に乗り方を工夫しながら走れたことも勉強になりましたが、やはり予選でいい結果を残すことが今後の課題です。第4戦の菅生までの間に合同テストが行われる予定になっていますので、次回のレースに向けてしっかりと準備したいと思います。