Race Report/レースレポート

2012年スーパーGT第6戦

2012年9月8日〜9日
GT500クラス参加台数15台
富士スピードウェイ

前回の鈴鹿ラウンドで大クラッシュがありましたが、モノコックなどの主要部分に大きなダメージはなく、今回のレースに向けてチームの努力により完全に修復されました。体調もレースに向けてコンディションを整えることができ、万全の状態でレースに臨みました。

予選

予選:8位

天候:晴れ

今回の予選はノックアウト方式でした。僕はQ1を担当しました。朝のフリー走行の結果から、ミディアムレンジのタイヤを使用する予定でしたが、気温や他車の様子を考慮し、賭けになってしまいましたが、今まで使ったことがないソフトのタイヤを選んで予選に臨みました。ギリギリまでアタックのタイミングを待ち、残り7分の時点でコースに入りました。

タイヤの感触はミディアムより好感触だったため、フリー走行よりもタイムアップする感じがありました。1周目のアタックでうまくまとめることができましたが、もう1周タイムアタックに行きました。しかし、コカコーラコーナーのイン側を攻めすぎて、バランスを崩してスピンしてしまいました。幸いタイヤも壊れず、5番手タイムでQ1を突破することができました。

Q2は年弘さんが担当しました。僅差の戦いとなり、惜しくもQ3に進出することができず、決勝は8番手からのスタートとなりました。

決勝

決勝:5位

天候:晴れ

朝の走行でレースに向けたマシンの確認を行いました。ブレーキング時にマシンが跳ねにくくするセットを試し、66周の決勝を迎えました。

スタートドライバーは年弘さんがつとめました。オープニングラップのダンロップコーナーで、他車との競り合いの中で行き場がなくなってしまいハーフスピン。14番手までポジションを下げてしまいましたが、12周目までに11番手まで浮上しました。そして25周目にピットイン。ドライバー、タイヤ交換、給油をしてコースに戻りました。

アウトラップでタイヤが温まりきっていない中、後ろから迫ってきていた100号車に抜かれないようにプシュし、ここではポジションを守ることができました。しかし、まだピットの入っていないトップの車両(12号車)が近くを走っていたため、(周回遅れのために)前に出ることができない状況となってしまいました。その間に1度100号車に抜かれてしまいましたが、次の周にすぐ抜き返すことができました。続けて12号車も抜くことができ、同一周回に戻すことができました。

そこからひたすらプッシュし続け、ピットアウトしてくる車両を1コーナーで抜いていき、35周目には6番手までポジションを上げることができました。さらに、他車のペナルティーで5番手まで浮上しました。前回のレースで完走できなかったので、無事に最後まで走りきるように慎重に周回を重ねました。その結果、無事に5位入賞でレースをフィニッシュすることができました。

広大コメント

前回のクラッシュからの復帰戦ということで予選、決勝ともに自分に心配がありましたが、しっかりレースすることができました。5位という結果は満足していませんが、しっかり力を出すことはできました。次回オートポリスは今回以上の成績を出せるようにベストを尽くします。