Race Report/レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン第5戦

2012年月8月4〜5日
参加台数18台
ツインリンクもてぎ

2012年シーズンのフォーミュラ・ニッポン第5戦が地元・栃木県にあるツインリンクもてぎで行われました。第2戦の反省とこれまでのデータをもとにマシンセッティングをして大会に臨みました。

予選

予選:5位(ノックアウト方式)

天候:晴れ

Q1/3位、Q2/3位、Q3/5位

今回の予選はノックダウン方式で行われました。フリー走行から予選に向けてセッティングを変更し、第1セッションのQ1で確認しました。最初、ユーズドタイヤでバランスを確認した後、残り5分の時点で、ニュータイヤでアタックに入りました。今回の予選は気温が高く、1周目のアタックで決めなければ、いいタイムを出すことができませんでした。そして、1周目のアタックで3番手タイムを記録しました。

Q1終了後、リアのグリップを増やす方向で若干のセッティング変更を行い、Q2に臨みました。7分間のセッションとなりましたが、1分半ピットで待機し、タイミングをみてアタックに入りました。Q1よりも路面温度が上がったため、マシンコントロールが難しかったのですが、ここでも3番手のタイムをマーク。Q3に進出することができました。

最後のQ3もピットで待機したのち、タイミングを見てアタックに入りました。雲が少しあらわれ、陰になった部分ができたため、Q2の時よりも路面状況が少し良くなりました。1周目のアタックはミスなく、予選の中でベストタイムを記録することができましたが、トップと僅差の5番手タイムとなってしまいました。

決勝

決勝:3位

天候:晴れ

朝に行われたフリー走行でガソリンを積んだ状態のバランスを確認し、14時から52周の決勝レースが行われました。スタートでうまく飛び出し、その後の加速も良く、3番手に上がりました。しかし、後ろからプレッシャーをかけられたまま3コーナーに入り、ポジションをキープしようとした際、2番手のマシンと接触。フロントウイングを破損してしまいました。5コーナーでも4番手を押さえきり、3番手でホームストレートに戻ってきました。

その後、トップ集団に離されないようにと走っていましたが、徐々に2番手との差が開いてしまい、4番手のマシンが常に後ろにいる状態となってしまいました。スタート前からの戦略で、ピットストップ時間を短くするため、燃費を考えながらの走行だったことに加え、マシンはオーバーステアで、ブレーキングでタイムを稼ぐことができなかったことが影響していました。

4番手が先にピットに入ったタイミングに合わせて、22周目にピットイン。給油とタイヤ交換を行いました。しかし、コースインした時には1号車に先行されてしまい、ポジションを一つ下げてしまいました。ガソリンを多く積んだ状態でなかなかタイムを上げることができず、今度は5番手のマシンが追いついてきてしまいました。1秒以内で後ろについてきていたため、1回のミスで逆転されてしまう可能性がありましたが、集中して走りました。

そして、残り2周あたりで2番手を走るマシンにトラブルが発生し、スローダウン。最終ラップの5コーナーで抜き、3番手に上がりました。そのまま3番手を死守し、チェッカーフラッグを受けました。

広大コメント

今回は予選から苦戦しましたが、マシンの感触は第2戦よりも良くなっていて、予選も決勝も攻めることができました。決勝では苦しい戦いの中、最後まで攻めることが可能なマシンだったので、必死に走り続けることができました。その結果として3位表彰台につながったと思います。しかし、ライバルとの差はまだあると思います。この差を次回まで詰められるように努力していきます。