Race Report/レースレポート

2016 SUPER FORMULA

Round.03FUJI SPEEDWAY

2016年スーパーフォーミュラ第3戦

開催日:2016年7月16日、17日 / 参加台数:19台 / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

スーパーフォーミュラの第3戦は静岡県の富士スピードウェイで行われました。今回は金曜日に1時間の占有走行がありました。ウェットコンディションでの走行で、思うようなグリップを得ることができず、苦戦しました。土曜日の走行も同じようなコンディションで、マシンセットに時間を費やしました。

予選

予選:10位(Q1:11位/Q2:10位)

天候:雨

予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。

迎えたQ1は20分間で行われました。路面が乾きそうでしたが、予選が始まる直前に再び雨が降ってしまい、レインコンディションでQ1が始まりました。セッション開始と同時にコースインし、雨が強くなる前にタイムを出すため、ピットに戻らずに20分間走り続けました。クールラップを挟み、タイヤの温度を下げ、アタックを繰り返し、11番手でQ1を突破しました。 金曜日に比べるとマシンのフィーリングは大きく向上しました。Q2も開始直後からコース上でアタックを続けました。しかし、僅差でQ2を突破できず、10番手で予選を終えました。

決勝

決勝:8位

天候:曇り

朝のフリー走行ではコースが部分的に乾いている場所があり、最初にレースで使う新品タイヤの皮むきを行い、その後にレースセットの確認を行いました。しかし、路面コンディションが完全に乾かなかったため、マシンのフィーリングはきちんと評価ができませんでした。

レース前の8分間の走行では完全にドライコンディションで走ることができ、ここで初めてフルドライのマシンセッティングを評価しましたが、感触が良くなかったため、レースに向けて大きくセッティングを変更することを決断しました。

今回のレースは55周で行われましたが、1台がリタイア届けを出したため、9番グリッドからのスタートになりました。スタートがうまくいき、混乱に巻き込まれることなく7番手まで順位を上げました。2周目の1コーナーで8番手に下がってしまいましたが、14コーナーで1台がコースアウトしたため、再び7番手に上がりました。タイヤが良い状態のうちは前のマシンに離されずについていくことができましたが、オーバーステアが強くなってしまい、少しずつ前車との差が開いていきました。

16周目に1コーナーでストップしたマシン回収のためセーフティカーが入り、そのタイミングでピットに入り給油をしてコースに戻りました。1つポジションを下げ8番手になり、19周目にレースがリスタートされました。リスタート後、7号車と1号車とポジション争いを繰り広げましたが、順位を守ることができず、10番手で周回を重ねていきました。

その後も何とかタイムを上げられるようにプッシュし続けた結果、レース終盤1台がリタイアしたために9番手に上がり、50周目の100Rでトラブルを抱えた65号車を抜きました。最終的に8位をキープし、チェッカーフラッグを受けました。

広大コメント

今回のイベントではまずレインコンディションで苦戦しました。予選に向けて少し良くなりましたが、まだ改善しなければいけません。また、レースに関しては翌日18日に行われたテストで、評価することができ、セッティングを煮詰めることが出来ました。この結果をもとに次戦のもてぎでは、また予選から上位で戦えるようにしたいと思います。