Race Report/レースレポート

2016 SUPER GT

Round.02FUJI SPEEDWAY

2016年スーパーGT第2戦

開催日:2016年5月3日、4日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

シリーズ第2戦は富士スピードウェイで行われました。レース距離が前年の300kmから500kmとなり、2回のドライバー交代が義務付けられていました。シーズン前に富士で行われたテストでは調子が良かったので、期待を持って臨みました。しかし、同じような感触で走ることができず、マシンセッティングに悩みながらの予選となってしまいました。

予選

予選:12位

天候:晴れ

今回、予選はQ1を担当しました。フリー走行でタイヤを比較した結果からミディアムレンジのタイヤで予選に臨みました。フロントタイヤの温まりが悪かったため、3周ウォームアップしてからアタックする予定でした。しかし、ピットロードでの混雑で時間がなくなってしまい、1周早くアタックしなければならなくなってしまいました。そのためタイヤ内圧が低い状態で走行することを余儀なくされ、本来のパフォーマンスを出すことができず、13番手タイムとなってしまいました。1台ペナルティ(走路外走行で当該ラップタイム削除)を受けたマシンがいたため、決勝は12番手からのスタートとなりました。

決勝

決勝:12位

天候:晴れ

朝方まで天候が悪く雨が降っていましたが天気は回復し、決勝に向けてドライコンディションで走ることができました。

今回のレースは500km/110周で行われ、スタートと最後のスティントを担当しました。スタート直後に1つポジションを下げましたが、100Rで抜き返し、ポジションは変わらないまま1周目を終えました。決勝のペースがいいとは言えず、300クラスのマシンをうまく使いながら前との差を詰めていきました。

10番手まで上がったところで前を走る24号車を抜くことが難しいと判断し、33周目に予定よりも早いタイミングでピットに入りました。この作戦で1つポジションを上げ、小暮さんが周回を重ねていきました。そして、2回目のピットのタイミング直前にクラッシュが発生したためにセーフティーカーが入りました。77周目にレース再開となり、同時に最後のピット作業を終えコースに戻りました。

8号車を抜き、7番手を走る15号車を追いかけていきました。少しずつ差を詰めていき、95周目の最終コーナーでインに入りましたが接触してしまい、マシンのリア周りが大きく壊れてしまいました。修復することができず、レースを終えました。

広大コメント

事前に行われたテストで好感触を掴んでいただけに、予選が12番手と苦しい結果になってしまい、さらに決勝では苦しい中でも順位を上げ、ポイントを獲得できるところまで追い上げたのですが、最後は接触という結果になってしまいました。本当に残念です。苦しい中でもしっかり最後まで走りきらなければいけなかった、もっと違うチャンスがなかったかと反省しています。

第3戦は大分県のオートポリスで開催される予定でしたが、九州地方における震災の影響により中止が発表され、次のレースは2カ月後のスポーツランドSUGOになります。それまでにテストもあるので、しっかりと準備して、今回の反省が生きるようにレースに臨みます。