Race Report/レースレポート

2016 SUPER GT

Round.04SPORTSLAND SUGO

2016年スーパーGT第4戦

開催日:2016年7月23日、24日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:スポーツランドSUGO(宮城県)

シリーズ第4戦は宮城県スポーツランドSUGOで行われました。第3戦に予定されていたオートポリスが中止になってしまい、約2カ月半の長いインターバルを挟みました。その間に何度かテストがあり、前半戦の課題をクリアできるようにテストに臨んでいました。その結果をもとにマシンを仕上げレースに臨みました。土曜日のフリー走行の走り初めは思うような感触をつかめませんでしたが、小暮さんが最後に良いタイムを出してくれたので、セットアップの方向性が見えてきました。

予選

予選:2位

天候:曇り

予選はQ2を担当しました。Q1を担当した小暮さんは4番手タイムで通過し、今シーズン初のQ2進出を決めました。Q2のセッティングに関して悩みましたが、変更せずに臨みました。ハード側のタイヤを選択したので、早めにコースに入り3周ウォームアップしました。少し雨が降りましたが、タイヤを温めることに専念し、アタックに集中しました。フリー走行の時よりもグリップ感が大きく増えたので戸惑いましたが、できる限り攻めました。予想以上に良いタイムを記録することができ、2番手タイムで予選を終えました。

決勝

決勝:6位

天候:曇り

日曜日の朝は雨が降り、ウェットコンディションでフリー走行を行いました。ウェットでもマシンの調子が良く、このセッションはトップタイムでした。レース開始の午後2時までに路面が乾き、ドライコンディションで、81周のレースは行われました。

スタートを担当した小暮さんは2番手のポジションを守ったまま周回を重ねていきました。そして、6周目にトップを走る6号車が300クラスと接触しスピンしたため、トップに立ちました。その後、順調に周回を重ねていたのですが、タイヤの状況が厳しくなってきた16周目、接近戦のバトルをしていた8号車と馬の背コーナーで接触しスピン。大きくポジションを落としてしまいました。

しかし25周目にセーフティカーが入り、前車との差がなくなり仕切り直すことになりました。31周目にセーフティカーがピットに入りリスタートし、タイヤの状況を考え、32周目にピットに入りました。タイヤはハード側を選び、長い後半スティントに臨みました。

12番手でコースに戻り、ピットのタイミングが落ち着いた時点で10番手でした。レースペースが良く、41周目に37号車、43周目に15号車、46周目に46号車を立て続けに抜き、早いタイミングで7番手まで上がることができました。しかし、ここからタイヤの状況が厳しくなりペースが落ちました。 それでも300クラスをうまく抜くことで前を走る36号車との差を徐々に詰めていき、64周目の1コーナーでオーバーテイクし、6番手にポジションを上げました。さらにトップグループのペースが落ちてきたため、その集団に追いついていき、視界にとらえるところまで差を詰めましたが、76周目に起こった最終コーナーのクラッシュにより赤旗が提示され、そのままレースが終了。6位という結果になりました。

広大コメント

開幕戦は予想以上に厳しい結果となってしまいました。予選から苦戦を強いられ、決勝でももう少し追い上げられるかもしれないと思っていましたが、叶いませんでした。しかし、次戦の富士は合同テストでもいい感触をつかめたので、ここまで苦戦しないと信じています。どんな状況でもあきらめず、全力で戦いたいと思います。