2018年のスーパーGTシリーズ最終戦となる第8戦『MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL』がツインリンクもてぎで行われました。フリー走行はレインコンディションから始まり、途中からドライに変わる難しい状況でした。ドライでのマシンセットがほとんどできないまま、予選を迎えることになりました。

Q1を担当した小暮さんが5番手で通過し、Q2を担当しました。1周のウォームアップを入れた後アタックに入りました。マシンの感触は良かったのですが、タイムが伸び悩み、5番手で予選を終えました。

予選終了後、決勝に向けたセッティングをチームとともに考え、日曜日の20分間のウォームアップ走行で試しました。そこでの評価を元にさらにセットを変更し、決勝に臨みました。

決勝は53周（250km）で行われました。スタートを担当した小暮さんは1コーナーで1号車に先行を許してしまいました。さらに原因はわかりませんが、ボンネットが浮いているとの無線が入り、緊急ピットイン。修復してコースに復帰しました。周回遅れにはなりませんでしたが、トップとの差は大きく離れてしまいました。24周目にピットに入りドライバー交代を行い、後半スティントに臨みました。全力を尽くしましたが、大きく離れた差を詰めるのが精一杯のレースとなり、15位で最終戦を終えました。

最終戦はチャンピオン争いにからんでいませんでしたが、自分はタイトル獲得の可能性を残していると仮定しレースに臨んでいました。しかし今回の実力では、チャンピオンになる力はなかったと思います。自力の力が足りていませんでした。開幕戦の岡山で優勝し、幸先の良いスタートを切ったのですが、その後のレースで流れを失ってしまいました。第5戦の富士で3位表彰台を獲得し、トップに近づくことができました。しかし再び流れを逃す結果になってしまいました。

このシーズンオフ、チャンピオンに相応しいドライバー、チームになるためにできることをすべて行い、ご期待に応えるために全力を尽くしていきます。最後に今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。皆様の応援やサポートは大きな力となりました。心から感謝申し上げます。