Race Report/レースレポート

2018 SUPER GT

Round.04CHANG INTERNATIONAL CIRCUIT,THAILAND

2018年スーパーGT第4戦

開催日:2018年6月30日、7月1日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)

スーパーGT第4戦はシーズン中唯一の海外戦となり、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されました。 土曜日のフリー走行の開始早々にトラブルに見舞われ、修復に時間がかかりました。その後、トラブルは解消されましたが、貴重な走行時間を失うことになり、フリー走行のタイムは最下位でした。走行時間が少ない中、自分自身もいいタイムを記録できていなかったため、不安を残しながら予選に臨むことになりました。

Qualifying/予選

予選:2位

天候:雨のち晴れ

今回はQ2を担当しました。予選前のスコールで路面が濡れている状態でセッションが始まりました。Q1は小暮さんが担当し、レインタイヤを装着してコースインしました。しかし路面が徐々に乾き始めてきたため、一度ピットに戻りスリックタイヤに交換。再びコースインしてタイムアタックを行い、3番手でQ1を通過しました。 Q2が開始する頃には路面は完全に乾いていましたが、タイヤの温まり具合がわからなかったので、セッションの開始と同時にコースに入りました。予想以上に温まりがよかったので、2周目にアタックに入りました。最初のアタックがうまくいき、2番手で予選を終えることができました。

Final/決勝

決勝:7位

天候:晴れ

サーキットを走行中のGTマシンをファンの方に観光バスから見てもらうイベント“サーキットサファリ”とウォームアップ走行を使って決勝セッティングを煮詰めました。66周の決勝は現地時間の15時に始まり、スタートは小暮さんが担当しました。 1コーナーには2番手のままで飛び込み、そこからレースが始まっていきました。3コーナーの攻防で1つポジションを下げ、3番手で1周目を終えました。その後、タイヤが厳しい状態でしたが、粘りの走りを続けていました。しかし、なかなかペースが上がらず、少しずつポジションを落としていくという苦しい展開となりました。 25周目、予定よりも早いタイミングでピットに入りドライバー交代を行いました。全車がピットインを終え、レースが落ち着いた頃には11番手を走行していましたが、少しでもポイントを取るために集中力を切らさず、タイヤをケアしながら走り続けました。 前を行く集団がバトルしている間に追いつくことができ、50周目、51周目、52周目に一つずつポジションを上げました。さらにファイナルラップにストップしたマシンがあり、最終的に7位でチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースは、最初のフリー走行でトラブルに見舞われ、セットアップの時間を失ったことが大きかったと思います。それでも予選では2番手タイムを出すことができ、決勝に向けてはいいポジションからのスタートすることができましたが、やはりレースに対する準備が不十分でした。またタイヤの状況も予想外で、厳しいレースとなってしまいました。 次回の富士での第5戦『FUJI GT 500mile Race』はレース距離が800kmと長丁場となるため、決勝を見据えたマシンセットが非常に重要だと思います。決勝で速さを出せるように、チームとともにしっかりと準備して臨みます。