Race Report/レースレポート

2018 SUPER FORMULA

Round.06OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2018年スーパーフォーミュラ第6戦

開催日:2018年9月8日、9日 / 参加台数:19台 / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が岡山国際サーキットで行われました。今大会は予選でのオーバーテイクシステム(OTS)の使用があり、岡山でのタイヤ2スペック制のレースは今回が初めてでした。金曜の走行はドライコンディションで行われ、セットを進めることができましたが、土曜からは雨の中での走行となりました。雨でのバランスもドライと似ていましたので、同じような感覚でセッティングを進めることができました。

Qualifying/予選

予選:7位(Q1:3位/Q2:7位/Q3:7位)

天候:雨

ノックアウト方式の予選でした。Q1が始まりコースに入りましたが、ウェットコンディションの中でコースアウトした車両の回収のため、一度赤旗で中断になりました。セッション再開後、1アタックしマシンのバランスを確認して、いったんピットに戻りました。そしてNEWタイヤで再びアタックを行い、3番手タイムでQ1を通過しました。

雨はほぼ止んでおり、路面の水量が減っていく中でQ2が始まりました。ここでは7番手タイムを記録し、3戦連続のQ3に進むことができました。

今回の予選ではQ3でOTSを2回使用することができました。アタックラップ中にオーバーテイクシステム(OTS)を2回使い切ってタイムをあげる必要があり、アタックのタイミングやウォームアップでタイヤをしっかり温めることが重要になりました。Q3が始まり、タイヤのウォームアップをしっかり行い、アタックに入りました。自己ベストのタイムを記録することができましたが、7番手タイムで予選を終えることになりました。

Final/決勝

決勝:12位

天候:雨

日曜朝のフリー走行は前日よりも雨量が多い中で始まりました。コンディションを見ながら走行していたのですが、アトウッドカーブの手前で水に乗り、マシンのコントロールを失いクラッシュしてしまいました。決勝に向けて修復作業を行いましたが、その際、エンジンにも大きなダメージがあることが判明しました。チームの懸命な作業によりスタートまでに修復が間に合い、決勝レースに出走することができました。しかしエンジン交換により10グリッド降格のペナルティを受け、17番手からのスタートになりました。

決勝は天候が不安定なこともあり、スケジュールやレースフォーマットが大きく変わりました。周回数は68周から54周に、レース時間も70分に短縮され、セーフティーカー先導でレースがスタートしました。しかし悪天候により、7周目に赤旗が出され、レースは中断となりました。

天候の回復を待ち、約1時間後にセーフティーカー先導でレースが再開されました。そして、12周目の終わりにセーフティーカーがピットに入り、レースが始まりました。しかしタイヤのウォームアップが悪く、順位を落としてしまいました。その後、タイヤに熱が入りグリップを感じてからはペースを上げることができました。 23周目にアクシデントによりセーフティーカーが入りましたが、この時点で14番手を走行していました。26周目にリスタートしましたが、タイヤにもう一度熱が入るまでのペースに苦戦しました。ペースは次第に上がっていきましたが、31周目にスピンしたマシンがあり、またしてもセーフティーカーが入ります。そのまま走行を続けましたが、34周目の時点で規定の制限時間の70分に到達し、レースは終了。13位でチェッカーを受けました。 その後、ペナルティを受けた車両があり最終結果は12位でした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回も前戦からの流れをキープし、マシンのパフォーマンスを向上させることができたと思います。雨の難しいコンディションでしたが、予選では3戦連続でQ3までしっかり進むことができました。しかし、決勝前のフリー走行でのクラッシュで貴重な時間を失ってしまい、チームに申し訳なく思っています。日曜日のフリーで走行できていれば、決勝でももう少し良い走りができたと思います。 次戦の鈴鹿は今シーズンの最終戦となります。後半戦のマシンであれば好成績を残すことができると思います。シーズンを締めくくる走りができるように準備していきます。