スーパーGTシリーズ第7戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』が大分県のオートポリスで行われました。予想以上に気温が低く、タイヤのマネージメントが厳しい状況でしたが、気温が上がってからは問題なく走れるようになりました。マシンのセッティングを進めていき、予選に臨みました。
Q1を小暮さんが担当し、トップタイムで通過することができました。小暮さんのコメントを聞いてマシンの微調整を行いQ2に臨みました。アタックするチャンスは1回しかなく、ミスは許されない状況でした。セクター1は全体ベストで通過することができましたが、少しオーバーステアなバランスになってしまいました。そのため1分31秒台に入れることはできましたが、ポールポジションを取ることができず、2番手で予選を終えました。
レース前に行われる20分間のウォームアップ走行では、スタートを担当する小暮さんにレースセットの確認を託しました。その後、65周の決勝レースを迎えました。スタートから2位をキープしたままレースが進んで行きましたが、10周目のヘアピンでの攻防でポジションを落としてしまい、さらに左のドアミラーを失ってしまいました。その後、ポジションをキープしたまま周回を重ねていき、20周目に入った時にストップした車両回収のためにセーフティーカーがコースインしました。
リタート後の26周目にピットに入り、ドライバー交代を行い、コースに戻りました。前半のタイヤはソフトコンパウンドでしたが、後半は周回数が長いためミディアムタイヤで臨むことを決断しました。その戦略が当たり、8号車の前に出ることができました。ここから追い上げようとした矢先、フロントタイヤのピックアップが始まってしまい、思うようにペースを上げることができませんでした。さらに8号車と38号車に追われる状況になったことに加え、レース前半にドアミラーを失っていたため300クラスを抜いた後のライン取りを攻めることができず、ピックアップの症状から抜け出すことが難しい状況でした。それでも何とか走り方を試行錯誤しながら後ろのマシンを抑えていたのですが、ポジションを守ることができませんでした。最後にクリアラップの状態で走れるようになりタイヤの状況が良くなり、24号車の猛攻は凌ぐことができ、6位でレースを終えました。
今回は予選、決勝ともにライバルたちにもう一歩及びませんでした。レースでは状況に合ったドライビングがもっと早い段階でできていれば、結果はもっと良かったと思います。それができなかったことが非常に残念です。今回の結果でチャンピオン獲得の可能性が消えてしまいましたので、最終戦のもてぎは勝つことが最高の結果になります。そのために全力で走ります。