Race Report/レースレポート

2015 SUPER FORMULA

Round.03FUJI SPEEDWAY

2015年スーパーフォーミュラ第3戦

開催日:2015年7月18日、19日 / 参加台数:19台 / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

第3戦は静岡県の富士スピードウェイで行われました。前回の岡山からチームとミーティングを行い、セッティングについてエンジニアと話し合いました。土曜日は台風の影響もあり、雨が降る中で公式練習が始まりました。雨の中でも積極的に周回を重ね、データ収集につとめました。

予選

予選:16位(Q1:16位)

天候:雨

Q1は20分間で行われました。予選前に再び雨が降り始め、雨の中で走行が始まりました。グリップ感を増やすセッティングに変更し、感触が良くなりました。1回目のアタックを3周してピットに戻りました。そして、タイヤを変えてもう1度アタックに入りましたが、最初にアタックした時よりも雨が強くなってしまい、コース上の水量が増しタイムを更新することが難しくなりました。最後までアタックし続けましたが、結局タイムを更新することができず、16番手でQ2に進むことができませんでした。

決勝

決勝:13位

天候:晴れ

土曜日から天気が回復し、ドライコンディションで朝のフリー走行が始まりました。最初は軽い燃料で周回して、現状のマシンバランスのデータを確認しました。1度ピットに戻り、残り時間でガソリンを積んでレースシミュレーションを行いました。このフリー走行で11号車とセッティングを分けて走行した結果、11号車のセッティングの方が決勝に向けてスピードがあると判断し、2台のセッティングをそろえて決勝に臨みました。

レース前の8分間の走行で、11号車のセッティングを確認したあとに微調整を行い、55周のレースに臨みました。

スタートはクラッチの繋がりが思うように調整できず、シグナルが消えた瞬間の出だしが悪くなってしまいました。しかし、その後の加速が良かったので大きくポジションを落とすことなく1コーナーに入りました。アウト側から攻めた結果、アクシデントをうまく避けることができ、ポジションを上げることができました。 さらにAコーナーはイン側から、100Rでアウト側からそれぞれ前のマシンを抜くことができ、1周目のセーフティーカーがコースに入るまでに10番手までポジションを上げました。

6周目にレースが再開し、10番手をキープしたままでレースが進んで行きました。セーフティーカー中にチームと無線でピットインのタイミングを話し、早めのピットを決断しました。 セーフティーカーが入ったこともあり、タイヤの磨耗は激しくないと判断し、とにかくピット作業の時間を短くするために11周終了時にピットイン。タイヤ交換を行わず、給油のみでコースに戻りました。同じ作戦をとったマシンの前には出ることができましたが、その後のペースが悪く、レース折り返しの時点では13番手にポジションを下げてしまいました。 燃料が軽くなるにつれマシンのバランスが良くなり、ペースをキープすることができましたが、結局、13位のままでチェッカーを受けました。

広大コメント

今回のレースでは結果には反映することができませんでしたが、作戦に関しては最善だったと思います。またマシンのセッティングに関して1つ発見がありました。ここで得たものを次のレースに生かすことが大切ですし、あとは1周1周のタイムを上げることが大事だと思います。次回は地元の栃木でのレースなので、課題を克服し、必ずいい結果を残したいと思います。