第4戦は地元の栃木県のツインリンクもてぎで行われました。前回の富士でのデータをもとにセッティングの方向性を考え、もてぎでのレースに臨みました。土曜日の朝行われたフリー走行では、ハードブレーキングに関しては富士の時よりもフィーリングが良くなっていて、ストップ&ゴーのもてぎには合っていたと思います。そして、コーナーリングのボトムスピードを上げるためのセッティングを試しました。その結果をベースにして予選に臨みました。
予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。
最初のQ1は20分間で行われました。フリー走行の結果からマシンのセッティングを変更したので、バランスの確認のために数周走りました。フィーリングは悪くなかったので、そのままニュータイヤに履き替え、残り時間7分の時点でコースに入りました。
2周連続でアタックしましたが、2周目はグリップのピークが落ちてしまい、タイム更新とはなりませんでした。マシンの感触は悪くなかったのですが、15番手タイムとなり、Q2に進むことができませんでした。
土曜日の結果を踏まえ、朝のフリー走行で決勝に向けたセッティングの確認を行いました。走行距離が多いタイヤで走ったので見た目のタイムは良くありませんでしたが、ガソリンを積んだ状態でのバランスは良くなりました。決勝に向けては大きな変更はせず、少しの調整を行いました。
レース前の8分間走行は、お昼の時間に降った雨がコース上に残っていたため、レインタイヤで走ることになりました。しかしすぐに路面が乾いたので、決勝はドライタイヤを装着してスタートしました。
スタートから1コーナーまでの間に1台抜くことができ、続いてアウト側から1コーナーのブレーキでさらに前に出ようとチャレンジしました。ラインの選択は間違っていませんでしたが、イン側で11号車と34号車が接触し、その反動で34号車が外側に押されてしまい、自分に接触しました。この時にフロントウィングが壊れ、右フロントタイヤも空気が抜けてしまいました。そのため3コーナーで止まり切れず、そのままコースアウト。脱出を試みましたが叶わず、リタイアとなってしまいました。
今回、レースまでにいろいろ考え、マシンのセッティングを決めて走行しました。結果にはつながりませんでしたが、得られたデータを次の走行に反映させるかが大切だと思います。ここまでうまくいかないレースが続いていますが、次は得意とするオートポリスなので、この流れを変えられるようにしっかりと準備したいと思います。