第4戦は富士スピードウェイで行われました。富士でのイベントは5月の第2戦以来、今シーズン2度目となります。今回のレースでは、8月末に開催される第5戦の鈴鹿に向けて4位以内に入ることが目標でした。 第3戦のタイ戦後に2回のテストを行い、富士に向けてベースとなるセッティングの見直しを行い、今回のイベントに臨みました。しかし、土曜日の公式練習の走り始めはオーバーステアのバランスを直すことに時間を費やしました。走行後チームとデータを確認し予選に臨みました。
今回Q1を担当しました。公式練習の走行した結果で、ハード側のタイヤで走ることを決めました。日中は晴れ間が広がり気温も上昇していましたが、予選が始まる頃に気温が下がり始めました。2周のウォームアップ後アタックに入りました。タイヤの内圧が思うように上がらず、1周目は様子を見ながら走り、2周目のアタックでタイムを出しました。しかし、今回はトップから僅差の戦いになり、少しの差で順位が下がってしまう状況でした。その結果、13番手となり、Q1を突破することができませんでした。
朝のフリー走行で前日の問題点を見直したセッティングを確かめ、レースシミュレーションを行いました。気温も高く、レースは後半勝負になると踏まえ、戦略を立てました。そして、15時から66周のレースが始まりました。
スタートドライバーの武藤さんが、周回を重ねるごとに順位を上げていきました。25周目から他車のピットインがあり、30周目に6番手まで浮上したところで17号車もピットに入りました。ここで、気温が下がることを想定し、ソフト側のタイヤで後半スティントを戦いました。
アウトラップでタイムロスしないようにプッシュしました。全車がドライバー交代を終えるまでに12号車、39号車、8号車を抜き、7番手を走行していました。その後、6番手を走る15号車との接近戦が長く、ブレーキ温度が上がってしまい、ブレーキの効きが不安定な状態でしたが、マシンバランスが良かったので抜くチャンスをうかがっていました。そして、57周目の100R出口で300クラスのマシンと接触しコースアウトした15号車を抜いたのですが、その先のヘアピンコーナーで15号車が左のリアに接触し、スピンしてしまいました。
エンジンが止まらないようにしてすぐに復帰しましたが、1つポジションを下げてしまいました。残りの周回もポジションを上げようとしましたが、残りの周回も少なく8位でゴールしました。
今回は予選から僅差の戦いとなり、少しの差で大きく結果が変わりました。そのため、走り出しでもう少し早くマシンを仕上げることができれば、予選からいい結果を残すことができたと思います。レースではアクシデントがありましたが、決勝のペースは良かったと思います。やはり、前の順位からスタートしてレースすることが大事になると思います。 次のレースはシーズン最長の1000kmで行われるため、マシンも体も準備をしっかり行い、結果を残したいと思います。