2015年のスーパーGTの最終戦となる第8戦『MOTEGI GT 250km RACE』は、ツインリンクもてぎで行われました。土曜日のフリー走行から雨が降っていたため、レインコンディションでの走行になりました。マシンのフィーリングが良く、走り出しから順調にメニューをこなすことができ、タイヤ選択も順調に行うことができました。
今回はQ1を担当しました。コースの雨量が少なかったため、ミディアムタイヤを選びました。2周のウォームアップを行ったあと、アタックに入りました。アタックのタイミングから雨が強くなり、さらにブレーキのフィーリングが公式練習から変わってしまい、思いっきり攻めることができませんでした。結果的に9番手タイムとなり、Q1を突破することができませんでした。セッション終了後、ハイブリッドのトラブルが発生していたことが判明しました。非常に悔やまれる予選となってしまいました。
日曜日朝の走行は引き続きレインコンディションでした。ハイブリッドのトラブルは解消し、レースセッティングの確認を行いました。
決勝は250km、53周で行われました。スタートを担当した武藤さんはスタートで19号車を抜きましたが、4コーナーの出口で接触されてしまいスピン。最後尾にポジションを落としてしまいました。その後のペースが良く、8番手までポジションを戻し、22周目にピットに入りました。
この頃には晴れ間も見え、コンディションもドライに変わってきたため、スリックタイヤを選択しました。しかし、ピットから離れる際にエンジンストールさせてしまい、数秒ロスしてしまいました。コースに戻り乾いている路面を探しながら走行している中、27周目に46号車と300クラスとの接触によりマシンのパーツがコース上に散乱してしまったため、セーフティーカーが入りました。そのタイミングが悪く、この時点でトップを走っていた64号車の後ろを走っていたため、隊列を整えた際、事実上の周回遅れとなってしまいました。
リスタート後、32周目から最後まで全力でプッシュし続け、トップ集団よりも1秒前後速いペースで走ることができましたが、8位でのゴールになりました。
最終戦は調子が良く、優勝の可能性が見えていましたが、予選のトラブルから悪い流れになってしまいました。最終戦でしたが、マシンセッティングがよかったことを踏まえ、2016年シーズンは1年を通して好調さを保てるようにしなければいけません。2015年は課題の多いシーズンでした。
最後に、今年もたくさんの応援ありがとうございました。みなさんの応援が本当に励みになりました。心から感謝します。2016年シーズンもよろしくお願いします。