2015年の開幕戦が岡山国際サーキットで行われました。シーズンオフの間のテストで15年型アップデートがあり、セッティングを煮詰めていきました。しかし、完全にセッティングを合わせ込むことができないまま開幕を迎えることになってしまいました。 土曜日の朝行われたフリー走行でもマシンのセッティングに時間をかけました。
今回Q1を担当しました。15分の中で残り8分過ぎにコースに入りました。2周のウォームアップで特にフロントタイヤを温められるように気をつけました。そして、タイムアタックに入りました。フリー走行からセッティングを微調整レベルで変更したのですが、とてもオーバーステアが強くなっていました。2周目もアタックしましたが、タイムアップすることができず、11番手タイムとなってしまいました。
前日から天候が変わり、レインコンディションの中、朝のフリー走行が行われました。前後でタイヤの熱の入り方が違うため、ブレーキングでタイムを稼げない状況だったので、その点を改善するためのセッティングを変更し、決勝に臨みました。スタートドライバーは武藤さんがつとめました。
チームは、スタートまで雨が降っていなかったことと、多くの台数が走行するので、路面状況が回復すると見込み、スリックタイヤでレースに臨むことを決めました。
レースがスタートして、レインタイヤを選んだマシンが先行しました。路面状況の回復を祈りましたが、それは叶わず、逆に大きく遅れることになってしまいました。そんな中、武藤さんは必死のコントロールで周回を重ねました。
26周目頃からタイムがレインタイヤのマシンよりも速くなり、29周目にドライバー交代のためピットへ入りました。タイヤは変えずコースに戻りました。戻って数周は雨が止んでいたのですが、再び雨が降ってきてしまいました。その中でも耐えましたが、これ以上は天候の回復が見込めなくなり、ピットへ戻りレインタイヤに変えました。
それからはペースが速く、周回遅れでしたが同じ500クラスを抜いていきました。しかし、最初の差を埋めることができず、12位で開幕戦を終えました。
今回走行開始からセッティングがうまく決まらず苦戦していました。予選でも、Q2に残ることができませんでした。オフのテストで好調だっただけに、この結果は残念です。やはり、予選から前の順位で戦うことが大切だと思います。チームとも話し合い、結果に繋がるようベストを尽くします。