第5戦は大分県のオートポリスで行われました。前回のもてぎでの反省を踏まえ、オートポリスに向けて準備しました。ここは昨年も調子が良かったサーキットということもあり、期待がありました。 土曜日のフリー走行はいつもよりも15分長かったこともあり、セッティングの確認を多くすることができました。今回はマシンの感触が良く、予選に向けてのセットアップも順調に進みました。
予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。
Q1の走り始めは、フリー走行から変更したセッティングの確認をしました。1度ピットに戻り、残り7分を過ぎた頃にニュータイヤでコースインしました。オートポリスはタイヤのグリップダウンが激しいので、1回目のアタックでしっかりとタイムを出すことがで、上位進出の条件となっていました。そのため、タイヤとブレーキの温度管理に気をつけ、アタックした結果、7番手でQ1を突破することができました。
その後、変わりゆく路面に対してセッティングを変更してQ2に挑み、8番手のタイムをマーク。今季初めてQ3に進出することができました。Q3でも路面の変化に対してセッティングを調整してアタックを敢行し、今シーズン最高の5番手で予選を終えることができました。
昨年は給油なしの距離が短いレースでしたが、今年はレース距離が250kmになり、給油も必要となりました。
朝のフリー走行では最初に軽い状態でマシンのフィーリングを確かめ、途中ガソリンを多く積み、決勝のシミュレーションを行いました。
そして午後3時、54周の決勝が始まりました。スタートはホイールスピンが多く、3つポジションを下げてしまいました。さらに2周目のストレートで9番手に下がってしまいました。そこから、タイヤマネージメントに気をつけながら、前のマシンを追いました。レース序盤はアンダーステアが強く、ペースを上げることができませんでしたが、中盤以降はマシンのバランスが良くなり、ペースを上げることができました。
レース終盤ギリギリまでピットインのタイミングを遅らせ、残り11周の時点でピットに入り、給油のみでコースに復帰しました。ピットアウトのタイミングで1つポジションを落とし、10番手を走行していましたが、残り9周となったところで突然エンジンパワーがなくなり、スロー走行となりました。少し時間が経つとエンジンは一時的に回復するのですが、その後も何度かスロー走行となってしまい、レーシングスピードで走ることができませんでした。それでも、完走しようと最後まであきらめずにマシンを操り、何とかチェッカーまで運ぶことができました。
昨年に続き、予選ではQ3に進むことができました。まずはスピードがなければレースでも速く走ることができないと思います。残りのイベントも速さを追求していきたいと思います。 決勝は最終的にトラブルが出てしまいましたが、自分自身もたくさんのミスをしてしまい、反省が多いイベントになりました。同じミスを繰り返さないように、トレーニングに取り組んでいきます。