Race Report/レースレポート

2014 SUPER FORMULA

Round.01SUZUKA CIRCUIT

2014年スーパーフォーミュラ第1戦

開催日:2014年4月12日、13日 / 参加台数:19台 / 会場:鈴鹿サーキット(三重県)

今季、スーパーフォーミュラはシャシーとエンジンが一新され、シャシーはダラーラ社製のSF14となり、エンジンは2リッター直列4気筒直噴ターボになりました。今回2回のフリー走行があり、予選に向けてマシンのセッティングを煮詰めました。

予選

予選:14位(Q1:12位/Q2:14位)

天候:晴れ

予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。迎えたQ1は20分間で行われました。フリー走行の結果からQ3に進む事が難しいと判断し、Q1で2セットのニュータイヤを使う事にしました。1セット目のアタックでは、マシンのバランスは取れていたのですが、シケインのブレーキングでシフトダウンがうまく出来ませんでした。2セット目のタイヤではセッティングは変更せずにそのままアタックに入りました。Q1を13番手で通過し、Q2に向けてウイングのセッティングを変更し臨みました。全体的なグリップが増え攻めることが出来、Q1のタイムを更新することが出来ましたが、14番手タイムとなりQ3に進むことが出来ませんでした。

決勝

決勝:14位

天候:晴れ

予選後にエンジニアと決勝に向けたセッティングの方向を話し合い、大きく変更して日曜朝に行われたフリー走行に臨みました。しかし、このセッティングは思うような結果が出ず、さらに、トラブルが起こってしまい、ガソリン量が多い時のシミュレーションが出来ないままレースを迎える事になってしまいました。セッティングの方向性を見直し、決勝に向けて元のセッティングに戻してレースに臨みました。レースは43周で行われました。

シグナルが消え、1コーナーまでに1つポジションを上げる事に成功しました。しかし、その周のシケインのブレーキングで並走した#18と接触してしまい、右側にあるエンジンのエアーインテークにダメージを負ってしまいました。このダメージによりエンジンに空気がきちんと取り込めない状態になってしまい従来のパワーが出ない状況になってしまいました。8周目には#11にパスされて14番手に戻ってしまいました。そんな状況の中でも必死にプッシュし続けましたが、なかなかペースを上げることが出来ませんでした。

15周目、逆バンク付近で1台のマシンがスピンしてコースを塞ぐような形でストップした後、セーフティカーが導入されました。このタイミングでピットストップを行い、リスタート後、11番手を走行していました。しかし、エンジン症状が酷くなってしまい、1度ピットに戻り修復を試みました。メカニックの迅速な作業により、修復後、コースに復帰しました。5周回遅れとなってしまいましたが、次に繋がるデータを取れるように最後まで走り、14位という結果に終わりました。

広大コメント

開幕戦では様々なアクシデントやトラブルが起きてしまい、思うようなレースをすることが出来ませんでした。レースでも1周目の接触がなければ順位を上げるチャンスがあったと思います。結果は残念でしたが、インテークに問題を抱えながらでも、マシンバランスが良かった事を考えると、次に繋がるデータを取ることが出来たので、次回のレースに反映させたいと思います。