Race Report/レースレポート

2014 SUPER GT

Round.05FUJI SPEEDWAY

2014年スーパーGT第5戦

開催日:2014年8月9日、10日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

スーパーGT第5戦は静岡県の富士スピードウェイで開催されました。レースウィークは台風11号が接近していたため、不安定な天候のもとでレースが行われました。土曜日午前中のフリー走行では、走りだしで少しトラブルが起きましたが、すぐにチームが直してくれたので、マシンのセットアップに時間を使うことができました。

予選

予選:1位

天候:曇り時々雨

今回はQ2を担当しました。Q1を7番手で年弘さんが通過し、走行後のコメントからQ2にむけてマシンを調整しました。すぐにでも雨が降りそうだったので、Q2の開始と同時にコースインしました。しかし、雨が降り始めてしまいました。チームと無線で雨の状況を聞きながら走行しました。タイヤが温まればタイムを出せると思っていたのですが、自分以外のマシンはレインタイヤに履き替えてタイムアタックに入っていました。しかし、最後はチームから「このままスリックでいこう」と無線が入り、スリックのままで時間ギリギリまでアタックしました。最後の周は雨が止んでいたので、コースアウト覚悟で攻めました。その結果、最後のアタックで逆転ポールポジションタイムを出すことができました。

決勝

決勝:4位

天候:雨

迎えた決勝は、台風11号の影響で雨が降ったり止んだりと安定しないコンディションが続きました。雨が降った時の雨量がとても多く、少しも油断できない状況でした。 午後3時、セーフティカー(SC)先導で66周の決勝が始まりました。

スタートドライバーの年弘さんは、スタートでポジションをキープしたまま周回を重ねて行きました。しかし、雨が止み雨量が少なくなると、他のタイヤメーカーのマシンの追い上げがあり、ポジションを下げてしまいました。そして、10周目に再び大雨になりSCがコースに入りました。数周走った後、雨が強くなったために赤旗が提示され、レースは一時中断となりました。 その後、雨が止みコース状況も回復したので、17周からレースが再開されました。3番手からリスタートしましたが、雨量が多い方にセッティングが合っていたので、レース開始後も厳しい周回が続きました。

35周目にピットに入り、ドライバー交代しました。ここで雨量が少ない時に合うタイヤでコースに戻りました。アウトラップからプッシュしたことで、ピットアウトしてきた36号車、39号車、100号車の前に出ることに成功。さらに46号車、12号車もコース上で抜くことができ、4番手まで上がりました。その後もプッシュし続けましたが、上位3台に追いつくことができませんでした。 59周目に再び大雨でセーフティカーが入り、そのままセーフティカー先導のまま66周のレースが終わり、4位でチェッカーを受けました。

広大コメント

今回、予選でポールポジションを獲得できたのは本当にうれしかったです。最後までマシンを信じて、全力でアタックすることができました。決勝では、僕たちのできる限りのパフォーマンスを出しましたが、雨量の少ない状況で負けてしまいました。雨量に関係なく安定して速く走れるように、コンディションの変化に強いマシンに仕上げる必要があると思います。次回の鈴鹿はマシンが重い状態でのレースになりますが、6月下旬に開催された事前のテストでも好調だったので、これを維持し、多くのポイントを取れるように頑張りたいと思います。