Race Report/レースレポート

2014 SUPER GT

Round.01OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2014年スーパーGT第1戦

開催日:2014年4月5日、6日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

2014年の開幕戦は岡山国際サーキットで行われました。今季から大きくマシンの規定が変更になりました。3月に行われた合同テストでの問題点を修正する所から始まりました。予想以上に気温が低く、タイヤへの熱入れも難しい状況でした。周回を重ね、マシンのセッティングを変更していき予選に向けて仕上げていきました。

予選

予選:7位

天候:晴れ

Q1は年弘さんが担当し7番手で突破しました。続くQ2を担当しました。Q2に向けてマシンの微調整をしたかったのですが、細かい調整でも敏感にバランスが変わってしまうため、変更せずに臨みました。

残り約10分でコースインしました。気温が低くタイヤ内圧を気にしながら、タイヤを温めていき、4周目にアタックに入りました。マシンのバランスはアンダーステアでしたが、うまく荷重をコントロールしながら走りました。しかし、セクター3でタイムを伸ばすことが出来ず、7番手タイムとなりました。他車とはタイヤのコンパウンドが違うため比較は出来ませんが、トップとのタイム差が大きく悔しい予選となりました。

決勝

決勝:6位

天候:曇り時々雨

夜の間に雨が降り、フリー走行開始時点ではドライタイヤで走ることが出来ませんでした。レインタイヤで走り始め、マシンバランス確認を行いました。その後、行われたサーキットサファリではドライタイヤで走行することが出来、レーシングスピードでは走れませんでしたが、ガソリン満タンの状態でのバランスを確認することが出来ました。

迎えた決勝は81周で行われました。スタートは年弘さんが担当しました。昨年と違い、カーボンブレーキが採用されており、熱が上がらないと制動力が発揮されないため、ウォームアップラップ1周した後、フォーメーションラップに入りました。2周のフォーメーションラップ後スタートし、オープニングラップでのアクシデントを避け6番手で1周目を終えました。順調に周回を重ねていく中、18周目あたりから雨が降り始めました。タイヤを交換するかどうか迷う難しい状況でしたが、チームはそのまま走る事を決めました。その判断が正しく、すぐにドライコンディションとなりました。そして、35周目にピットに入りドライバー交代を行いました。

ピットアウトからタイヤが温まるまでのペースを上げられるようにプッシュしましたが、2輪交換の作戦を取った8号車に先行を許してしまいました。しかし、44周目のパイパーコーナー立ち上がりで300クラスに引っかかり、加速の鈍った8号車のイン側に入り、ダブルヘアピンで前に出ることが出来ました。その後プッシュし続けましたが、後方から23号車がハイペースで近づいていると無線が入りました。それまでも、プッシュしていましたがマシンバランスが非常に敏感でドライビングをいろいろと試しながら走りましたが、なかなかペースを上げられず、残り2周で完全に追い付かれてしまいました。しかし、1つでもポジションを落とす訳にはいかず、しっかりポジションを守り6位で開幕戦を終えました。

広大コメント

開幕戦は非常に苦労しました。まず予選での課題は1発の速いタイムを出す事。やはり、少しでも前のポジションからスタートする事が大事です。そして、レースはテストの時に調子が良かっただけに、本番で同じようなバランスにならなかったのかをしっかり解析し、次回の富士には改善させたいと思います。次回のレースは500kmと長いレースになるので、このレースペースが非常に大切になります。新規定のマシンパフォーマンスを早く引き出せるよう努力します。