Race Report/レースレポート

2009年7月11〜12日
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン・第5戦
参加台数13台
鈴鹿サーキット

フォーミュラ・ニッポン(FN)の第5戦が鈴鹿サーキットで行われました。今回はシーズン後半戦のスタートということで、いいスタートが切れるように臨みました。土曜日の午前中に行われた練習走行でマシンの調整を行いました。今回は天候が良く、ドライコンディションのセットアップに集中しました。

Qualifying/予選

予選:3位
天候:晴れ

今回も予選はノックアウト方式が採用され1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

Q1:5番手
予選の第1セッション(Q1) は20分間で行われました。まず午前中の公式練習から変更したセッティングの確認をしました。そして残り6分過ぎにNEWタイヤを装着し、タイムアタックに入っていきました。アウトラップともう1周でタイヤを暖めてからアタックに入りました。マシンのバランスが公式練習の時よりも良くなっていたので、5番手タイムを出すことができました。

Q2:8番手
10分間のインターバルを挟み、残った11台で予選の第2セッション(Q2)が行われました。前回富士の時に試した、先にフロントタイヤだけをスクラブ(皮むき)するためにコースインし、すぐにピットに戻り待ちました。タイムアタックの予定時間になり、コースインしました。しかしQ1の時よりもマシンのコントロールが難しくなってしまい、前半セクションでタイムを更新することができませんでした。その結果、Q3進出ギリギリの8番手タイムとなってしまいました。

Q3:3番手
10分間のインターバルを挟み、最後の予選に臨みました。Q1のセッティングをベースにマシンのセッティングを変えてQ3に臨みました。タイヤの使い方も、Q1と同じように2周使い、1周だけのアタックに入っていきました。マシンのフィーリングが予選の3回のセッションの中で1番良く、1周のアタックをまとめることができました。最終的に今季2度目の3番手グリッドを獲得することができました。

Final/決勝

決勝:9位
天候:晴れ

日曜日の午前中に行われた30分間の走行で、決勝と同じガソリンを積んだ状態でバランスを確認しました。車高やダウンフォース量などをチームと相談しながらセットアップし、4番手のタイムでセッションを終えることができました。

午後2時30分にフォーメーションラップが開始され、タイヤを暖めながらグリットに着きました。ここでレッドシグナルがついている時に、クラッチミートの調整中にマシンを少し動かしてしまいました。そのためスタートをうまく決めることができず、ポジションを1つ下げてしまいました。さらにフライングスタートのペナルティーを受けてしまいました。

ドライブスルーペナルティーを受けた後、もう1度プッシュしようと走ったのですが、フロントタイヤを前半のうちに酷使してしまいました。その結果、タイヤの表面を荒れさせてしまい、ペースを上げることができませんでした。予定よりも早くピットインし、タイヤ交換と給油を行いコースに戻りました。その3周後に1台を抜き11番手に上がり、前を行くマシンとの差を詰めようと最後までプッシュし続けました。最終ラップにアクシデントがあり2つポジションが上がりましたが、9位という結果で終わってしまいました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回、予選ではチームとできる限りの力を出し、3番手グリットと獲得することができました。チームが変更したセッティングが本当にいい方向にいき、タイムを出すことができました。しかしレースでは焦りもあり、フライングスタートをしてしまったために、すべてを台無しにしてしまいました。本当に申し訳なく思います。次回、ツインリンクもてぎで行われるレースは、さらに暑くなることが予想されるので、トレーニングを重ね、今回ミスした分を取り返すようにがんばります。