Race Report/レースレポート

2009年6月27〜28日
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン・第4戦
参加台数13台
富士スピードウェイ

フォーミュラ・ニッポン(FN)の第4戦が富士スピードウェイで行われました。土曜日の公式練習で開幕戦の時とマシンがどのように変わったかを確認しました。そして、予選に向けて調整していきました。

Qualifying/予選

予選:5位
天候:晴れ

今回も予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

Q1:5番手
20分間で行われました。開始早々にコースインし、マシンのバランスを確認しました。ピットに一度戻り、マシンのセットを少し変えて、NEWタイヤでアタックに行きました。練習走行から1コーナーのブレーキングでミスが多かったので、慎重にアタックしていきました。その結果、5番手タイムでQ1を終えました。

Q2:6番手
10分間のインターバルを挟み、残った11台でQ2が行われました。Q1からマシンの微調整を行い、ラスト5分でコースインしていきました。フロントタイヤをうまく暖めるよう心がけました。1コーナーのブレーキングが1回目よりもうまくできたのですが、順位は6番手となりました。

Q3:5番手
再び10分間のインターバルを挟み、最後の予選に臨みました。Q3で今まで試したことのなかったフロントタイヤをスクラブ(皮むき)に挑戦しました。フロントタイヤをスクラブしたあと、いったんピットに戻り、リアをタイムアタック用のタイヤに変えて、最後のアタックに入りました。スクラブしたことによって、バランスがよくなり、ベストタイムを出すことに成功しました。しかし最終的な順位は5位となってしまいました。

Final/決勝

決勝:6位
天候:雨

迎えた日曜日の決勝日の朝のフリー走行は、決勝をにらんでガソリンを積んだ状態で走行しました。バランスもよく、決勝に向けて微調整のみ行いました。しかし決勝前に雨が降り始めました。雨量は次第に多くなり、本格的なレインコンディションになりました。

グリットに着く前のサイティングラップで雨用のセッティングやコース上の水の量などを確認しました。そしてセーフティーカー(SC)の先導でレースはスタートになりました。4周目にSCが隊列を離れ、本格的にレースが始まりました。スタート直後が一番のチャンスだと考えていたので、Aコーナーの進入で前の選手のインを差し、4番手に上がりました。その後は3番手を追いかけ、ラインを探りながら走行していたのですが、10周目の1コーナーでオーバーラン。6番手までポジションを下げてしまいました。

そこからは、前の選手との差が一定以上詰まらず、我慢のレースが続きました。そして、34周目にコース上にストップした車両が現れたために、再びSCがコースインしました。このタイミングでピットに入ることをチームと無線で話し合いました。ピットに入り、給油のみでコースに復帰しました。再スタートが切られ、残りの周回数をプッシュして走りました。しかしポジションを上げることができず、結局、6位で富士スピードウェイのレースを終えました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回も難しいコースコンディションとなりましたが、開幕から4戦連続で入賞することができました。しかし自分のミスでオーバーランをして順位を下げてしまい、視界の悪い中での走行でペースを上げることができませんでした。次回の鈴鹿は自分のホームサーキットなので、優勝を目指し準備したいと思います。