Race Report/レースレポート

2009年7月25〜26日
スーパーGT第5戦
GT500クラス 参加台数14台
スポーツランドSUGO

スーパーGTの第5戦が宮城県のスポーツランドSUGOで行われました。今回のSUGOは2006年の全日本F3以来の走行だったので、コースのレイアウトや縁石の使い方などを確認し、土曜日の走行に臨みました。土曜日朝の公式練習では、年弘さんがマシンをチェックした後に、ドライバー交代しました。約10周走行することができ、その間コース、マシンに徐々に慣れていきました。マシンのバランスは前回のセパンでのレースと同様にコントロール性が良く、タイムも上げることができました。

Qualifying/予選

予選:14位
天候:晴れ

まず300クラスとの合同のセッションが行われ、路面はドライコンディションでした。最初に基準タイムをクリアするためコースインをしました。3周ほど走行し、チームの指示によりピットへ戻り、年弘さんと交代しました。年弘さんがマシンのフィーリングをもう1度確かめた後、もう1度ドライバー交代をしてコースインしました。路面が良くなったこともあり、最初のアタックよりもタイムを上げることができました。その後の500クラス専有の時間帯で年弘さんがコースインしたのですが、アクシデントがあり、タイムアタックをすることができませんでした。

Final/決勝

決勝:6位
天候:曇り→雨→曇り

日曜日の午前中に30分間の走行セッションがありました。今回もNSXの特性を生かし、リアタイヤのみを交換する作戦を採ることになっていました。そのため、チームが事前にシミュレーションの機会を作ってくれました。年弘さんがレース用タイヤの評価を行なった後にドライバー交代をしてリアタイヤを交換、コースインしました。リアタイヤの滑る感触を確かめ、一度メインストレートを通過してからピットに戻り、レースで使うものと同じタイヤでフィーリングを確かめにいきました。ガソリンを積んだ状態でのマシンバランスもつかめるように、少ない周回でしたが、いろいろと走り方を試すことができました。

14時から全81周のレースが始まりました。スタートドライバーの年弘さんは、ガソリンをたくさん積んだ状態で懸命に走行していきました。しかし次第に天候が怪しくなってきました。22周目から雨が降り始め、各チームの動きが慌ただしくなってきました。そして、スリックタイヤのギリギリまで引っ張り、ピットに入ってきました。慌ただしい中でピット作業が行なわれ、レインタイヤに交換しました。ピットアウトしようとした時に焦ってしまい、タイムをロスしてしまいました。また、GTマシンで雨のSUGOを走るのも初めての経験だったので、最初のうちは慎重になりすぎてしまい、思うようにペースを上げることができませんでした。しかし路面が再び乾いてきたこともあり、徐々にペースを上げることができました。タイヤ選択が良かったので、前を行くマシンをブレーキングでオーバーテイクすることができました。最終的に6番手まで順位を上げることができ、チェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回もポイントを獲得することができ、さらに難しい状況でのマシンコントロールや300クラスのオーバーテイクなども経験することができました。しかし初めてのコンディションでも、最初からもう少しいいペースで走れるようしたいです。次回のレースはトータルで700キロを走る、シーズンの中でもっとも長いレースとなるため、さらに細かいところも良くなるように研究し、レースに臨みたいと思います。今後もよろしくお願いします。