Race Report/レースレポート

2011年スーパーGT第5戦

2011年8月20〜21日
GT500クラス参加台数15台
鈴鹿サーキット

スーパーGT選手権の第5戦は、鈴鹿サーキットを舞台にシーズン最長となる500キロのレースが行われました。

予選

予選:2位

天候:雨

今回はノックアウト予選が採用されました。予選の第1セッション(Q1)はドライコンディションで行われ、300クラスとの混走時間に年弘さんが105%タイムをクリアするためにタイムアタックしました。その後ドライバー交代を行い、500クラス専有時間にアタックしました。

今回アタックを任されることになったのですが、フリー走行では思うようなドライビングができませんでした。自分なりにいろいろと原因を考えていたのですが、走行前に勝智さんと話をして、頭の中を整理してからアタックに臨みました。マシンのフィーリングも良くなっていたこともあり、うまくアタックすることができ、Q1を3番手でクリアすることができました。

その後、雨が降り始め、予選の第2セッション(Q2)からはレインコンディションとなりました。年弘さんが3番手でQ2をクリアし、雨の中でも調子がいいことがわかり、予選の最終セッション(Q3)も思い切り行くことができました。コースインした時はコース上の水が多く、マシンをコントロールするのが難しかったのですが、時間が経つにつれ水の量が少なくなってきたので、タイムを上げることができました。最終的に2番手のタイムを出すことができました。

決勝

決勝:12位

天候:雨

日曜日も天候が変わることなく、朝のフリー走行からレインコンディションとなり、その中でマシン確認を行っていきました。そして、15時から500キロのレースが始まりました。

すぐにでも大雨が降りそうな天気でしたが、雨量は少なく、コースコンディションが回復していくなか、年弘さんが最初のスティントを担当しました。19周目にピットインし、ドライバーチェンジを行いました。これ以上雨が強くならないと判断し、タイヤは浅溝のレインに交換しました。ピットアウトして次の周に38号車に抜かれてしまいましたが、タイヤが温まってからのペースが良く、抜くチャンスをうかがっていました。ところが26周目のヘアピンで黄旗が出ている場所で38号車に追突してしまいました。

マシンにダメージを負ってしまいましたが、そのまま走行を続けてしました。しかし破損した部分とタイヤが干渉してしまい、これ以上走れないと判断。ピットに戻ろうとしたのですが、その周のスプーンカーブのブレーキングで止まりきれず、スポンジバリアにクラッシュしてしまいました。脱出したあとピットに戻り、メカニックの懸命な作業により、もう1度コースに戻ることができました。

その後、黄旗区間中の接触行為による20秒ストップのペナルティーを消化しました。この時点でトップと3周遅れとなってしまいました。路面が乾く可能性があったのでできる限りピットのタイミングを遅らせ、67周目に再び年弘さんと交代しました。しかし結果的にポジションを挽回することができず、トップと3周遅れの12位でレースを終えました。

広大コメント

今回、自分のミスで結果を残せなかったことを本当に申し訳なく思います。チャンピオンシップを考えると、今回の1戦は本当に大事でした。長いレースで何が起こるかわからない中、きちんと最後まで戦うことができれば、表彰台のチャンスが十分にあったと感じています。また、土曜日の走り始めからうまく走ることができず、リズムをつかむことができなかったことも影響してしまったと思います。少ない時間でマシン仕上げなければいけないという状況下でチームに迷惑をかけてしまいました。

今シーズンは自分の大きなミスで、これまで2回結果を残すチャンスを失っています。残り3戦でもう1度チャンピオン争いに残れるように自分を見つめ直してレースに臨みます。