フォーミュラ・ニッポン(FN)の第6戦が宮城県にあるスポーツランドSUGOで行われました。土曜日の朝行われたフリー走行ではマシンのバランスが良く、基本のセッティングそのままに微調整をして予選への準備を整えました。
予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。
予選の第1セッション(Q1)は20分間で行われました。最初にユーズドタイヤでコースインし、マシンと路面状況を確認しました。朝の走行と路面状況が変わりましたが、NEWタイヤのアタックでQ1を2番手で通過することができました。
セットを変更せずそのままQ2に臨みました。ここでも、2番手タイムでQ3進出を決めました。ピットに戻りマシンのセットを変更するかどうかエンジニアと話をしました。その結果、気温、路面温度が少しずつ下がることを考慮し、そのまま走ることを決めました。
Q3が始まり、タイヤをよく温めアタックに入りました。1回目のアタックで3番手タイムを出すことができたのですが、2回目のアタックに入った直後の1コーナーで電気系のトラブルが起こってしまい、コース上でマシンを止めることになってしまいました。
今回のイベントも決勝中に2回のピットインが義務付けとなるルールでした。レース前に行われた8分間のフリー走行でレースセットの確認をしたのですが、思うようなバランスではなかったので、セッティングを変更してレースに臨みました。
スタートでうまくポジションを上げることができ、2番手で1コーナーをクリアしました。1周目から3番手との差を開くことができたので、トップだけを追いかけて走りました。常にギャップを1秒以内にとどめ、オーバーテイクのチャンスをうかがっていました。トップのマシンがピットに入り、前が空いたので、ピットインのタイミングまでプッシュしました。そして、24周目に1回目のピットへ。タイヤ交換と給油を終えてコースに戻ったのですが、順位争いをしていたマシン達は1回目のピットで給油しませんでした。そのためライバル勢はピットでのタイムロスが少なかったため、ポジションを落としてしまいました。
2回目のピットを終えた時に37号車の前に出ることに成功し、アウトラップで抜かれないようにプッシュしました。しかし、次の周の1コーナーでポジションを守ることができず、1つポジションを落としてしまいました。この時点で5番手となってしまいましたが、1つでもポジションを上げようと最後まで懸命にプッシュし続けました。しかしポジションは変わらず、5位でチェッカーフラッグを受けました。
レース後の再車検で2台のマシンが失格になり、そのうち1台が自分よりも上位でフィニッシュしていたため、最終的なリザルトは4位ということになりました。
今回のレースでは序盤にトップと戦うことができ、勝てるチャンスがあると思ったのですが、最終的には4位に終わりました。本当に悔しい結果になってしまいましたが、マシンのセットアップ、乗り方など新たな発見がありました。これは、次の最終戦で生かすことができると思います。次のもてぎでは2レース制になるため、勝つチャンスがあると思います。きっちり結果を残してシーズンを締めくくりたいと思います。