Race Report/レースレポート

2011年フォーミュラ・ニッポン第4戦

2011年月8月6〜7日
参加台数17台
ツインリンクもてぎ

フォーミュラ・ニッポンの第4戦が地元・栃木県のツインリンクもてぎで行われました。土曜日の朝行われたフリー走行で予選に向けたマシンセットを確認しましたが、思うような感触が得られなかったため、エンジニアと話し合った結果、大きくセット変更を試み、予選に臨みました。

予選

予選:3位(Q1/1位、Q2/4位、Q3/3位)

天候:曇り

予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。第1セッション(Q1)は20分間で行われました。最初にユーズドタイヤでマシン、路面状況を確認しました。朝の走行よりマシンバランスが良くなり、NEWタイヤでアタックしたQ1をトップタイムで通過することができました。

セットを変更せず、そのまま予選の第2セッション(Q2)に臨みました。しかし、アタックラップの5コーナーで他車の進路妨害にあってしまいました。それでも何とか4番手タイムを出すことができ、最終セッション(Q3)進出を決めました。

ピットに戻りマシンのセットを変更するかどうか、エンジニアと話をしました。その結果、気温、路面温度が少しずつ下がることを考慮し、そのまま走ることを決めました。Q3が始まる直前に雨が降り始めたという情報が入ったため、少し早めにコースインしました。しかし、雨はすぐに止んだので、従来通りタイヤを温めアタックに入りました。マシンバランスは予選の中でいちばん良く、自分のベストのタイムで3番手グリットを獲得しました。

決勝

決勝:4位

天候:曇り

今回のレースでは、決勝中に2回のピットインが義務付けとなっていました。決勝前に行われた8分間のフリー走行でレース用セッティングの確認を行い、スタートに臨みました。

スタートはうまく加速することができ、前の2台の間へ行こうとしましたが、進路を塞がれてしまいました。アウト側に進路を変えて、レコードラインで1コーナーを曲がろうとしました。しかし1コーナーを曲がった時点でトップのマシンが外に膨らんでしまったので、スペースがなくなってしまいました。2コーナーは何とかアウト側で踏ん張ることができ、3番手のポジションをキープしてオープニングラップを終えました。

ここからトップ2台についていくことが勝負するための絶対条件だったのですが、周回を重ねるごとに少しずつ差が開いてしまいました。20周目に1回目のピットを行いましたが、先にタイヤ交換をしていた37号車に逆転を許してしまいました。

地元のもてぎでは最低限表彰台を目指していましたので、コース上で37号車との差を詰めない限り、3番手に上がることができません。その後も懸命にプッシュし続け、32周目に2回目のピットイン。コースに戻り、再び3番手を追いましたが、4番手のままチェッカーフラッグを受けました。

広大コメント

前回の富士に続き、今回も決勝でのスピードの点で負けてしまいました。予選に臨んだ時のマシンバランスで土曜日の朝いちばんの走行から走ることができれば、もう少し予選でいい結果を残せたかもしれません。また決勝レースでも、ガソリン搭載量が多くマシンが重い時にもっと速く走れるようにしなければなりません。とにかく、もっと短い時間でマシンを仕上げていくことを考える必要があります。残り3レースで結果を残すために、鈴鹿のレースまでチームと話し合い、しっかりと準備していきます。