Race Report/レースレポート

2020 SUPER FORMULA

Round.02SPORTSLAND SUGO

2020年スーパーフォーミュラ第3戦

開催日:2020年10月17、18日 / 参加台数:19台 / 会場:スポーツランドSUGO(宮城県)

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦が宮城県のスポーツランドSUGOで行われました。今回もThreeBond DragoCORSE(スリーボンド ドラゴコルセ)から代役の参戦となりました。前回に引き続きチャンスをいただきありがとうございます。 土曜日のフリー走行は、午前は雨の中行われました。チームとして雨の中でスーパーフォーミュラを走らせることが初めてということで積極的に周回を重ねてデータを取りました。午後には路面が乾き始め、コンディションからドライに変わりました。予選に向けたセッティングを進めたかったのですが、気温が低いこともあり、他車のアクシデントで赤旗が多く走り込むことができませんでした。その中でもデータ解析後、マシンセットを修正し、翌日に臨みました。

Qualifying/予選

予選:16位(Q1グループA:8位)

天候:晴れ

予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成されました。今回、Q1のみ2グループに分かれて予選が行われ、各グループの上位7台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。Q1は抽選の結果グループAで走ることになりました。 タイヤのウォームアップが心配だったこともあり、開始早々にコースインしました。しかし自分がアタック中に他車に追い付いくなど、いいタイミングでアタックすることができませんでした。さらに路面コンディションが良くなる最後の方にはすでにNEWタイヤのおいしいタイミングが終わってしまっていました。結果グループAの8番手でQ2に進むことができませんでした。しかし、タイムアタックのタイミングを合わせることができれば、上位に進めたという感触はありました。

Final/決勝

決勝:DNF

天候:晴れ

決勝前のフリー走行で、レース用のセッティングを確認しました。決勝は53周で行われました。スタート後、エンジンの回転が落ちてしまい、動き出し後のスピードをうまく乗せることができませんでしたが、4コーナー出口までの戦いで4ポジションを上げることに成功しました。 さらにオーバーテイクシステムを使いながら1コーナーで38号車と18号車を抜き、10周目には8番手までポジションを上げました。次に3号車を攻略したかったのですが、抜くことが難しそうだったので、早めにタイヤ交換を行い、クリアな場所で攻めることにしました。 11周目にタイヤ交換を行い、コースに復帰。タイヤ交換を行ったメンバーの中では一番前に出ることに成功しました。さらにポールポジションを獲得した50号車がピットアウトしてきた時、すでに近い場所にいたので、すぐに抜ける状態でした。 しかし50号車は4コーナーでコースアウトしてクラッシュ、セーフティカーが導入されてしまいました。このセーフティカーが入った場所とタイミングが非常に悪く、作戦が機能しなくなってしまいました。このアクシデントがなければ5番手くらいまでポジションを上げることができる可能性がありました。 さらにセーフティカー先導中にシフトのトラブルが起こってしまい、ピットに戻ることになってしまいました。再びコースに戻ることができましたが、大きく周回遅れとなっていました。それでも、多くの周回を重ねることがチームにとっても重要で、最後まで走りきりました。結果的に12周遅れでチェッカーを受けましたが既定周回数には届かず、完走扱いにはなりませんでした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回も天候などに左右されマシンをセッティングする時間が取れませんでしたが、確実に状況は良くなっていると思います。決勝では自力でポジションも上げ、いいレースができていました。今回はレース展開が味方してくれませんでしたが、自分自身、いい状態でレースをし続けることが大切だと思います。今後も、日頃からしっかりと準備して、次の機会につなげます。