スーパーGTの第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』は三重県の鈴鹿サーキットで行われました。以前の1000kmレースが行われていた時と同じ暑い時期の開催で、FRレイアウトになって初めての鈴鹿でのレースになりますので、タイヤのマネージメントが重要なイベントになると考えていました。走り出しからアンダーステアで、セッティングを変更しても思うように改善されないまま予選を迎えることになりました。
今回Q1を担当しました。フリー走行のバランスを考えると1周にまとめなければいいタイムが出せないと思っていました。ウォームアップも最小限にしてアタックに入りました。 予選になってフリー走行からのアンダーステアの症状は残ったままでしたが、46秒台までタイムを上げることができ、4番手タイムでQ2に進むことができました。今回の40kgのウェイトを考えるといいアタックができたと思います。 Q2はバゲット選手がアタックし、7位で予選を終えました。予選でのマシンのフィーリングコメントがお互い違っていたので、その部分をしっかり話し合いレースセットを決めました。
決勝前の20分間のフリー走行は前回同様バゲット選手がレースセットを進めました。スタートドライバーもバゲット選手が担当しました。 スタートして1周目に5番手までポジションを上げ、レース序盤が進んでいきました。しかしアンダーステアバランスに苦しみペースがなかなか上がりませんでした。それでも展開に恵まれ、2回目のセーフティカーがピットに入り、リスタート後の24周目にピットインしました。 ところがリスタート時に38号車のトラブルに引っかかったことと、ピット作業ミスの影響で全車がピット作業を終えた時点で10番手となってしまいました。37号車の後ろでオーバーテイクを試みるも難しく、最後にペースが落ちた14号車は抜くことができ、チェッカーフラッグを受けました。途中のストップ車両があり、最終結果は8位でした。
今回は前回と違いマシンセットに悩み難しい週末となりました。しかし、その中でも予選で好タイムを出せたことは10月末に鈴鹿で開催される第6戦に向けてプラスになると思います。 決勝はマシンバランスをもっと合わせ込まないとレースでは厳しいため、修正していきます。ピット作業のロスはチームとともに改善できるところを話し合い次戦に臨みます。