スーパーGTの第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』が鈴鹿サーキットで行われました。昨年良かったセットを基に、今シーズンに合わせた調整を行いフリー走行へ臨みました。走行前にトラブルがあり、セットアップをスムーズに進めることができず試したかったことをやり切れませんでしたが、最後のGT500クラス占有時間でセットの方向性を示すことができたと思います。
Q1を担当しました。ハード側のタイヤを選択し、3周のウォームアップを入れ1周のアタックに集中しました。予選に向けて変更したセットアップがフリー走行よりも感触がよく、特にセクター1と2では全体ベストタイムを記録することができました。その結果3番手タイムでQ2に進むことができました。Q2は8番手タイムとなってしまいましたが、1台車検失格の車両があり7番手で予選を終えました。
今回の決勝は450km(77周)で行われました。スタートは松下選手が担当し、ポジションキープのまま1コーナーをクリアし、レースが進んでいきました。抜きにくい鈴鹿のレイアウトで単独でのペースは良いのですがポジションを上げるチャンスがつかめず、29周目にピットイン。1回目の作業を終え、ドライバーも交代しコースに戻りました。
ここでも単独のペースは良かったものの、作戦の違う8号車の後ろに回ってしまい、攻略しようとしましたがうまくいきませんでした。チームの判断で当初の予定よりも早いピットインを行いました。ここではドライバーをそのままでタイヤ交換と給油を行いました。この作業でポジションを上げることができ、37号車をシケインで抜き9番手までポジションを戻しました。しかし、59周目に大きなクラッシュが発生し、赤旗が提示されました。最終的にレースは再開されず9位でレースを終えました。
今回はマシンの調子も良く優勝を狙えるポテンシャルはありましたが、流れに乗ることができませんでした。決勝での課題が多く見つかり、改善すべき明確に見えてきたのは好材料だと思います。次戦まで約2か月のインターバルがあります。まずは中盤戦で今回の分もポイントを稼ぐことが重要になります。チームとともに準備していきます。