Race Report/レースレポート

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2023 SUPER GT

Round.04FUJI SPEEDWAY

2023年スーパーGT第4戦

開催日:2023年8月5、6日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

2ヶ月のインターバルを挟み中盤戦となるSUPER GT第4戦『FUJI GT 450km RACE』が富士スピードウェイで行われました。事前のミーティングやシミュレーターなどで今回のセットアップについても話し合うことができ、最適なセットを見つけるため準備してきました。フリー走行では2つのセットアップを試し、感触が良い方向性を進めていきました。

Qualifying/予選

予選:5位(Q1:8位、Q2:5位)

天候:晴れ、コース:ドライ

今回はQ1を担当しました。土曜日午前のフリー走行最後のGT500クラス占有時間での感触が悪くなかったことを踏まえ、路面コンディションに合わせた調整のみ行いQ1に臨みました。2周のウォームアップ後、アタックし8番手でQ1を通過することができました。Q2に向けて予想よりもコンディションが変化していたこともあり、自分の気になるところをチームに伝えセッティング変更の参考にしてもらいました。Q2を松下選手がアタックし、5番手で決勝グリッドが決まりました。

Final/決勝

決勝:7位

天候:雨→曇り→雨、コース:ウエット

日曜日の天候は不安定で午前中には雨が降り路面も濡れてしまいました。ウォームアップはレインタイヤで走り始めましたが、最後はドライタイヤで走れる状況となり、それぞれのタイヤでマシンのバランスを確認できました。

スターティングドライバーは松下選手が担当しました。スタート前にも雨が降りレインタイヤでレースに臨みました。スタート後、4番手にポジションを上げ、レースが進む中17号車はスタート手順違反のペナルティを受けることとなり、12周目にピットイン。ペナルティを消化し15番手に後退しました。 その頃、コンディションがウエットからドライへ変わる中、15周目にタイヤ交換と給油を行いコースに戻りました。35周目にGT300クラスのアクシデントによりセーフティカー(SC)が導入され、ペナルティで大きく開いた差がなくなりました。再スタート後、57周目にピットに入り予定通りのピット作業を終えドライバーも交代しコースに戻りました。

アウトラップでできる限りポジションを落とさないようプッシュすることができ、24号車を抑えながら周回していました。そして66周目にGT300クラスのマシンに火災が発生し赤旗中断となりました。この赤旗中に雨が降り始め、タイヤ交換が認められたためレインタイヤに変えてレース再開を迎えました。

セーフティーカー先導後、70周目にリスタートされました。しかし、ここでワイパーゴムが破損してしまいワイパーがないままの走行となってしまいました。リスタート後、数周は水飛沫が上がる中での走行で苦労しましたが、マシンの調子も良く少しずつペースを上げることができ、79周目に24号車、83周目に39号車、83周目にスピンした8号車、86周目に37号車を追い抜き、表彰台圏内の3番手までポジションを上げることができました。

この時点で路面の水量はかなり少なくなってきたこともありドライタイヤへの交換を行うチームもある中、ここでピットに入ってしまうと挽回は難しい状況だったので、そのままコースにとどまりました。しかし残り10周あたりからタイヤのグリップが急激に落ちてしまい、ペースを維持することができず、後続のマシンからポジションを守ることができませんでした。最終的に7位でチェッカーを受けポイントを獲得しレースを終えました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回はフリー走行の進め方を今までとは違うスタイルで行う中でポジティブなことが多かったように思えます。時間がない中で、クルマの煮詰めをどう進めていくのか改めてチームと話し合っていきたいと思います。チャンピオン獲得のためには次回の鈴鹿での大量得点が必要となってきますので、勝つために準備していきます。