第4戦が富士スピードウェイで行われました。第2戦は決勝がアクシデントにより中断となってしまったため、改めて初の決勝レースが450kmで行われました。給油2回義務とドライバー走行時間の制限があるというルールとなりました。フリー走行前には霧が発生し、路面も濡れたところからセッションが始まりました。しかし、すぐにドライに変わりマシンのセッティングを進めていきました。今回はQ1を担当することになり10分間の占有走行も走りました。
Q1が始まる頃には夏とは思えないほど気温が下がりました。セッションが始まり予定よりも多いウォームアップでタイヤへの熱入れを行いました。フリー走行から変更したセッティングは良くなりましたが、それでも僅差の予選で15番手という結果になりQ2へ進めることができませんでした。
レース前20分間の走行では決勝で使用するタイヤのスクラブとセッティングの確認を行いました。迎えた決勝は100周で行われ、スタートは松下選手が担当しました。
前戦のペナルティを課せられた車両があり14番手からのスタートで3号車を抜き、さらにペナルティを38号車が受けたため13番手でレースが進みました。しかし、64号車とのバトルで16号車に先行され難しい展開になってしまい、ここで他のチームと違う戦力を取ることを決め20周目に給油のみのピット作業を行いコースに戻りました。
ピットのタイミングが変わったため見えないライバルとの戦いとなりました。57周目にピットインしドライバーとタイヤ交換を行いコースに戻りました。ピット作業が全車落ち着き、ピットアウトしてきた19号車を79周目に抜き11番手になり、87周目に16号車を攻略しポイント圏内に上がりました。しかし、19号車を抑え切ることができず再び11番手になりましたが、64号車を97周目に抜き10位でポイントを獲得することができました。
今回の富士は今までになく厳しい結果となりました。自分が担当した予選でも速さを引き出せず悔しいです。鈴鹿はオフのテストから好調なサーキットですが、油断せず今回の様な結果にしないためにも全力で臨みます。