Race Report/レースレポート

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2022 SUPER GT

Round.01OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2022年スーパーGT第1戦

開催日:2022年4月16、17日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

フリー走行は、3月に行われた公式テストで好調だったセットをベースに持ち込みました。17号車のAstemo NSX-GTは走り初めは悪くない感触でしたが、気温が上がるにつれてタイムアップが難しくなっていきました。10分間のGT500の占有走行では松下選手がアタックしましたが、予選に向けては改善が必要な状況でした。

Qualifying/予選

予選:12位(Q1:12位、Q2:─)

天候:晴れ、コース:ドライ

フリー走行後のミーティングで、今回のレースに向けたセットを公式テストのベースに戻し、午前のフリー走行のマシンバランスを考え、微調整したものでQ1に臨みました。自分がQ1を担当し、決勝日の気温がさらに上がることを考慮したタイヤ選択でアタックに臨みました。マシンのバランスは良くなってタイムアップをすることはできましたが、僅差の戦いの中、12番手という結果となり、Q2へ進むことができませんでした。

Final/決勝

決勝:9位

天候:晴れ、コース:ドライ

予選後のミーティングでは、不調の原因を探り、決勝に向けたセット変更の案について話し合いました。決勝前の20分間のフリー走行で自分がコースに入り、決勝で使用するタイヤのスクラブを行いました。その後、松下選手がバランスを確認し、最後にもう1度交代し、自分も決勝セットの確認をすることができました。マシンはアンダーステアだったので、バランスを改善させるためにセット変更を加え、レースに臨みました。 決勝は82周で行われました。2周のフォーメーションラップ後にスタートし、松下選手は9番手までポジションを上げ、レースが進んでいきました。しかし、そこからポジションアップすることができず、24周目に3号車の先行を許してしまいました。 各車が28周目以降からピットに入り始め、17号車は30周目にピットイン。ドライバー交代を行い、コースに戻りました。アウトラップをプッシュし、ピットアウト直後の36号車の背後まで迫ることができたのですが、抜くまでには至らず、その後は離される展開となってしまいました。65周目に24号車がスピンし、ポジションを一つ上げることができましたが、後ろから迫る8号車に抜かれないようにするのが精一杯でした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回は苦戦してしまいました。地力の速さが足りず、僅差の予選でも前方のグリッドを獲得できず、決勝も小さな差が積もり積もって大きな差になってしまいました。富士スピードウェイで開催される第2戦(5月3日~4日)は450キロのレースとなり、地力の速さがさらに重要になってきます。時間はありませんが、現状を変えるためにチームと力を合わせ作業に取り組みます。