第2戦が富士スピードウェイで行われました。今回は決勝レースが450kmで行われ、給油2回義務とドライバー最大走行時間の制限があるというルールとなり、選択できる作戦の種類が多いレースとなりました。フリー走行では、前戦岡山のレースでの反省からマシンセットを変更してきました。サーキットの特性が大きく違うため、順調にセットアップが進んではいきませんでしたが、その中でもヒントを掴みながら調整していきました。今回は松下選手がQ1を担当したため500クラス占有の時間は走行しました。
Q1を松下選手が担当しました。気温が一気に下がったこともあり、ウォームアップが難しい状況でした。松下選手も入念にタイヤを温め4周目にアタックに入りましたが1コーナーブレーキでタイヤをロックさせてしまい、5周目再アタックを行いました。しかし、このラップはアタック中の4輪脱輪で走路外走行の裁定でタイムが抹消されてしまい決勝は15番手からのスタートになりました。
レース前20分間の走行では決勝で使用するタイヤのスクラブとセッティングの確認を行いました。迎えた決勝は100周で行われ、スタートは松下選手が担当しました。スタート後1コーナーで軽い接触がありましたが、その後は大きな混乱なくレースが進行していき、41周目ライバル達に比べると最後の方にピットに入り作業を行いました。
コース復帰後、43周目に300クラスの車両が100R出口でクラッシュし、フルコースイエロー(FCY)からセーフティカー(SC)、さらにコース改修に時間がかかると判断され48周目に赤旗中断となりました。その後、セーフティーカー先導でレースが52周目に再開されましたが、59周目のメインストレートで大きなクラッシュが発生し再び赤旗となりました。
このクラッシュによるコース改修など時間がかかることとなり、レースが再開されましたが。セーフティーカー先導でレース最大延長時間を迎え9位となりました。また、当初の予定週回数の75%をクリアしていないためハーフポイントとなりました。まず、今回クラッシュでドライバーに大きな怪我がなく、レースに関わる皆様の迅速な対応があったことが素晴らしかったと思います。今後も魅力あるモータースポーツであることを願っています。
レースは、予選でもパフォーマンス不足を解消しなければいけませんが、今回の発見が次回に生きることを望みます。 決勝は、作戦が最後どういう結果になったのか気になるところではありますが、こちらもパフォーマンスの改善が必要です。鈴鹿のテストでは好調できたが、それを再現できるよう準備します。