Race Report/レースレポート

 

2021 SUPER GT

Round.01OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2021年スーパーGT第1戦

開催日:2021年4月10、11日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

2021年シーズンのスーパーGT開幕戦『2021 AUTOBACS SUPER GT Round1 たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』が岡山国際サーキットで行われました。昨年から開発が凍結となった部分があり、限られた範囲内での変更がシーズンオフのテストで行われていきました。また、今年はメインスポンサーの経営統合によりAstemo REAL RACINGとして参戦することになり、昨年まで12シーズンをともにしたブルーのカラーリングからレッドに変わり大きく印象も変わりました。パートナーを組んで3年目となるベルトラン・バゲット選手とともにシリーズチャンピオンを目指します。

最初のセッションとなるフリー走行では、予選に向けたマシンセットアップを行なっていきました。走り始めの気温が低く、タイヤ選択も難しい状況でしたが、週末は天気が良いという予報でしたので、決勝を見据えて判断していきました。理想のマシンバランスではない状態でのセッティングは難しかったのですが、短い時間で大きな変更も行いました。

Qualifying/予選

予選:9位(Q1:9位、Q2:─)

天候:晴れ、コース:ドライ

フリー走行後、試したセッティングの中から感触の良かったものを選び、現状でベストのセットで予選に臨みました。Q1をバゲット選手が担当しました。感触が良くなったようでしたが、結果は9番手でQ2に進出できませんでした。8番手とは僅差で非常に悔しい結果でした。バゲット選手のコメントと、自分自身の考え、チーム、監督それぞれが意見を出し合い決勝に向けたセッティングを考えました。

Final/決勝

決勝:5位

天候:晴れ、コース:ドライ

決勝前の20分間のフリー走行では、まずは自分がコースに入り、決勝に使うタイヤのスクラブを行いました。その後バゲット選手がバランスを確認し、マシンの感触が良くなっているとのコメントでした。そこからもう少しギリギリまで微調整を行い、決勝に臨みました。

決勝は82周で行われました。2周のフォーメーションラップ後にスタートし、大きな混乱もなく進んでいきました。9周目にストップ車両が発生しセーフティカーが入り、レース再開後の20周目には7番手のポジションを走っていました。ピットのタイミングをうかがう中、32周目に再びストップ車両が発生し、ほぼ全車がピットに入っていきました。17号車も同じようにピットへ向かいドライバー交代、作業を行いコースに復帰しました。 予想通りセーフティカーが入ったため、まずは隊列を整え、リスタートへ向けタイヤを温めました。このピットで1つポジション上げ6番手のポジションから40周目に再開された後半スティントが始まりました。

前を走る38号車とのラップペースはほぼ変わらず、300クラスが現れた時のチャンスをうまく利用しななければ抜くのは厳しい状態でした。そのチャンスが来るのをマシン、タイヤをマネージメントしながら待ちました。そして、68周目のアトウッドカーブの出口で300クラスに詰まった隙をつきバックストレートでイン側に並び5番手にポジションを上げることに成功しました。残り周回数で、さらに4番手の39号車に追いつき、オーバーテイクを試みましたが、5位のままで開幕戦を終えることになりました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースではマシンのセッティング調整に苦労しました。その中、チームスタッフの全員があきらめずに調整してくれた結果、最後のレースセッティングが一番感触がよくなりました。この結果をもとに次戦の富士でのレースで速さを取り戻し、強いレースができるようにチームともにしっかりと準備していきます。