Race Report/レースレポート

2010年スーパーGT第4戦

2010年6月19〜20日
GT500クラス参加台数13台
セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)

スーパーGTの第4戦がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。昨年非常に調子が良かったので、HSV-010でも好成績を残せるように臨みました。マシンのセッティングを変更しながら徐々にタイムを上げることができ、マシンのフィーリングも良くなっていきました。

予選

予選1回目:9位

天候:晴れ

今回の予選はスーパーラップ方式でした。1回目の予選でスーパーラップに進出する8台が選ばれます。はじめに300クラスと混走で予選セッションが始まりました。最初に基準タイムをクリアするためにコースインしました。午前の走行からセッティングを変更したことで、マシンのフィーリングが良くなり、ベストタイムも更新することができました。すぐにピットに戻り、年弘さんと交代しました。その後、500クラスだけのセッションが10分間行われました。年弘さんがアタックに臨んでいったのですが、ブレーキの効きが悪くなるトラブルが起こってしまい、9番手タイムとなってしまいました。


決勝

決勝:12位

天候:晴れ

朝の公式練習で、決勝に向けたマシンバランスを確認しました。前日にミーティングを重ね、マシンのセッティングを変えて走行に臨みました。セッティングを変更したことで、マシンバランスも良くなり、レースに向けて準備を整えることができました。決勝は気温34度まで上がり、例年通りの暑さの中、54周のレースが始まりました。

スタートドライバーの年弘さんはアクシデントに巻き込まれることもなく、しっかりとポジションをキープしたまま周回を重ねていきました。そこから、徐々にペースアップを図り、順位も上げていきました。26周目にピットイン。ドライバー交代をしてコースに戻って行きました。そのアウトラップで18号車と6号車の先行を許してしまいました。タイヤが温まってからはペースが良く、6号車の背後でチャンスをうかがっていました。何度も仕掛けましたが、前に出ることができず、緊迫した状況が続きました。

しかし41周目の最終コーナーで、ついに真後ろに着くことができ、1コーナーでアウト側から前に出ることに成功しました。そして、この頃に前を走っていたマシンにペナルティーが科せられたため、ポジションをふたつ上げることになりました。

その後、前を走る18号車、8号車を追いつくためにプッシュし続け、47周目に18号車が8号車を抜いたあとの隙をついて、8号車をオーバーテイク。3番手に浮上しました。さらに18号車もパスして、2番手までポジションを上げました。

そのまま3番手以下を引き離していたのですが、残り3周のところで前を走っていた300クラスのマシンがトラブルによってスピン。それを避けようとマシンをコントロールしたのですが、避けきることができず、コースオフしてしましました。結局、そのままマシンを止め、最終的に12位完走扱いという結果になってしまいました。

広大コメント

これからは暑い状況でのレースが続きますが、暑いセパンでマシンのフィーリングが良かったが、大きな自信となりました。この後のレースで優勝を狙うことができると思います。ドライバーとしては肉体的にも厳しいコンディションの中でもしっかりと結果を残せるようにトレーニングに邁進して行きたいと思います。