Race Report/レースレポート

2010年フォーミュラ・ニッポン第2戦

2010年5月22〜23日
参加台数14台
ツインリンクもてぎ

フォーミュラ・ニッポン(FN)の第2戦が地元・栃木県のツインリンクもてぎで行われました。

予選

予選:5位

天候:晴れ

Q1/6位、Q2/1位、Q3/5位

予選はノックアウト方式が採用され、1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

予選の第1セッション(Q1)は20分間で行われました。最初はユーズドタイヤでコースに出てマシンの確認をしました。ここでマシンのバランスを確認し、残り約6分を過ぎた頃、NEWタイヤでアタックにいきました。NEWタイヤを装着したことでグリップは上がったのですが、若干バランスが変わってしまい、1周のアタックで走りを修正することができず、6番手タイムとなってしました。しかし、無事にQ1を通過することはできました。

10分間のインターバルを挟み、第2セッション(Q2)に進出した11台でセッションが行われました。Q1のフィーリングをもとに、マシンのセッティングを変更しました。そして、NEWタイヤでのバランスも良く、自分自身も落ちついてマシンを走らせることができました。その結果、トップタイムでQ2をクリアしました。

再び10分間のインターバルを挟み、予選の最終セッション(Q3 )に臨みました。Q1、Q2と路面が良くなっていくことを見越してセッティングを変え、最後のアタックに臨みました。Q2でマシンバランスが良かったので、微調整のみでアタックに入りました。上位に並ぶ選手とのタイム差がほとんどないので、集中してアタックに入りました。しかし少し焦ってしまい、各コーナーでスライドが多くなってしまいました。続けてもう1ラップアタックしましたが、ツインリンクもてぎはブレーキに厳しく、止まりにくくなってしまい、タイムアップすることができませんでした。トップとのタイム差が0.107秒差で5番手という非常に悔しい結果になってしまいました。

決勝

決勝:2位

天候:雨

午前中に行われた30分間のフリー走行では、マシンにガソリンを積んだ状態でのバランスを確認しました。雨が降る可能性が高かったので、ウェットコンディションを想定したガソリン量を搭載して走りました。1度だけピットに戻り、セットを変更して再びコースイン。マシンのバランスを確認ができたところでチェッカーを受けてピットに戻りました。

そして迎えた決勝ですが、昼ごろから徐々に雨脚が強くなり、完全なウェットコンディションになりました。決勝前に雨用のセッティングに変更し、8分間のウォームアップ走行を行いました。短い中ですが、マシンの感触もよかったので、大きくセッティングを変更することなく、52周の決勝に臨みました。

フォーメーションラップでタイヤを温め、スタートをうまく決められるように心がけました。グリッドに着いてシグナルが変わるのを待ちました。そして、シグナルが変わりスタート。ホイールスピンが多くならないようにしたため、エンジンの回転が落ちすぎてしまい、止まりそうになりました。しかし、そこからうまく加速することができ、2台抜いて3番手で1コーナーに入りました。

水しぶきによって視界が悪い状態でしたが、前のマシンに差を付けられないようにコースサイドの看板や感覚を頼りに、懸命にドライブをしました。3周目に前を走っていたマシンがコースアウトしたため2番手に上がり、トップを追いかけました。しかしトップのペースが早く、徐々に差をつけられてしまいました。一瞬のミスでコースアウト、スピンしそうな状況だったために、集中して走りました。また、チームを無線でタイヤの状況を伝えながら周回を重ねました。

そして33周目にピットに入り、給油のみの作業を行いコースに戻りました。アウトラップからプッシュしていき、終盤になっても2番手のポジションをキープすることができました。3番手のマシンが約3秒差で走っていたのですが、最後まで集中することができ、2位でチェッカーフラッグを受けました。

広大コメント

今回初の表彰台を獲得することができ、ホンダさん、リアルさん、チームスタッフの皆さん、スポンサーの皆さん、ファンの皆さん、本当にありがとうございました。この結果をとてもうれしく思います。

しかし、トップに大差をつけられたレースになってしまいました。次回の富士スピードウェイまでに今回のレース内容を分析して、優勝できるように準備します。今後も応援よろしくお願いします。