Race Report/レースレポート

2010年フォーミュラ・ニッポン第6戦

2010年10月16〜17日
参加台数15台
オートポリス

フォーミュラ・ニッポン(FN)の第6戦が大分県のオートポリスで行われました。

予選

予選:10位

天候:晴れ

Q1/10位、Q2/10位、Q3/─

予選はノックアウト方式が採用され1セッションごとに下位のマシンが脱落していくルールでした。

予選の第1セッション(Q1)は20分間で行われました。最初はユーズドタイヤでコースに出てマシンの確認をしました。その後、いったんピットに戻り、マシンのフィーリングをチームに伝え、話し合ってからNEWタイヤでアタックにいきました。朝のフリー走行でデータロガーを見た結果、ドライビングによってタイムを上げることができそうだったので、集中しながらアタックをしました。タイヤに厳しいコースのため、1発のアタックでタイムが出せるように走りました。しかし、フォーミュラ・ニッポンの予選前に走っていたGT3アジアシリーズのマシンの影響か、路面状況が変わったように感じてしまい、思うようにアタックすることができませんでした。それでも10番手タイムで、予選の第2セッション(Q2)に進出することが出来ました。

10分間のインターバルを挟み、残った12台でQ2が行われました。時間を待ってから、コースに入りました。Q1の走りを自分で振り返り、もっとブレーキングでタイムを削れるように走り方を修正していきました。このアタックの時点では、路面状況も回復し、本来のマシンバランスで走ることができました。しかし、1周のアタックラップを通して走りをまとめることができず、ここでも10番手タイムに終わり、予選の最終セッション(Q3)に進むことはできませんでした。

決勝

決勝:失格

天候:晴れ

朝のフリー走行で、決勝用セッティングの確認を行いました。途中赤旗でセッションが中断されましたが、予定通りのメニューを進めることが出来ました。

そして、いよいよ第6戦の50周の決勝が始まりました。今回はタイヤ交換が義務づけとなるレースでした。スタートでは加速が良かったのですが、前方で多重クラッシュしたマシンがコースを横切ってきたのを避けるため減速し、ギリギリで回避することに成功。ポジションを6番手まで上がることができました。すぐにセーフティーカーが入ったためタイヤを冷やさないように走りました。6周目の再スタートまでに前を走っていた3台がピットに入ったため3番手でレースが再開されました。

トップのマシンと一定のペースを保ったまま、周回を重ねていきました。先にピットへ入ったマシンとのタイム差を築くために、ピットのタイミングをできるだけ遅らせられるように、タイヤマネージメントを考えながら走りました。

21周目、トップを走っていた31号車がピットに入ったためここからプッシュしていきました。そして、28周目にピットへ入り、給油とタイヤ交換を行いピットアウトしました。アウトラップからプッシュし続け、4周後には29号車に追い付きました。33周目のストレートでオーバーテイクボタンを使い並びかけていきましたが、20号車がピットアウトしたタイミングと重なってしまいました。そのため、十分なスペースがなく、いったん引き下がり、1コーナーの立ち上がりで抜こうと決めました。

3台が接近した状態で1コーナーへ入り、加速の鈍った29号車を抜くことには成功しましたが、逆に20号車には先行を許してしまいました。それでも42周目にトラブルでペースの上がらない20号車を抜き、4番手に浮上。その後もプッシュし続けて、最終ラップに3番手に追い付くことができました。オーバーテイクすることができませんでしたが、4位でチェッカーフラッグを受けました。

しかし、レース後の再車検でマシンの不備がありレース結果は失格となってしまいました。

広大コメント

今回のオートポリスでは、前回のSUGOラウンドから課題としていた走り方を修正できるように臨んでいました。まだまだ反省すべき点はありますが、ドライビング自体は修正できていると思います。その一方で、マシンセッティングに関しては、早い段階で方向性を見つけることができず、苦戦してしまいました。ドライビングだけでなく走行後のコメントをもっと的確に伝えられるようにしたいです。

決勝での失格という結果は残念ですが、次回につながるレースをすることができたと思います。残すは鈴鹿の最終戦と、FNとスーパーGTが同時開催される富士でのJAFグランプリのみとなりましたが、ベストを尽くし2レースとも勝ちたいと思います。