Race Report/レースレポート

2019 SUPER FORMULA

Round.07SUZUKA CIRCUIT

2019年スーパーフォーミュラ第7戦

開催日:2019年10月26日、27日 / 参加台数:20台 / 会場:鈴鹿サーキット(三重県)

2019年のスーパーフォーミュラ最終戦『第18回JAF鈴鹿グランプリ』が鈴鹿サーキットで行われました。金曜日のフリー走行はレインコンディションで始まりました。雨量が多くしっかりとタイムを計測できませんでしたが、今回のベースセットの感触を確かめることができました。土曜日のフリー走行でもセッティングを試し予選に備えました。

Qualifying/予選

予選:7位

天候:曇り

予選はノックアウト方式で、3つのセッション(Q1、Q2、Q3)で構成され、Q1の上位12台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へと進むことができます。今回、Q1はAとBの2グループに分かれて行われ、各組の上位6第ずつQ2に進めます。

Q1はミディアムタイヤのみ使用可能で、Bグループでのアタックになりました。1周のウォームアップ後にタイムアタックし、5番手でQ2に進みました。Q2からはソフトタイヤが使用できるため、ソフトに合わせてセッティングを変更し、タイムアタックを行いました。7番手でQ3に進みました。最後のQ3はタイヤがすでに温まっておりウォームアップラップが不必要と判断し、タイヤの内圧もそれに合わせ最後のアタックに入りました。結果は7番手で、決勝のスターティンググリッドが確定しました。

Final/決勝

決勝:7位

天候:晴れ

日曜日の朝フリー走行で決勝用のセットを確認しました。予選から引き続きセットを煮詰めていきながら、試したいセットをいくつか評価しました。セッションの最後にスタート練習を行い、決勝への万全の準備を進めていきました。今回も「先頭車両が7周回目を完了した時点から最終周回に入る前までに異なる種別のドライタイヤを使用しなければならない」という特別規則が追加され、チームと戦略を話し合った結果、ミディアムタイヤでスタートしました。

最終戦の決勝は43周で行われました。スタートで2つポジションを上げ、5番手で1コーナーに入りました。しかしソフトタイヤの37号車を抑えきれず、スプーンカーブで先行を許してしまいました。2周目以降はミディアムタイヤ勢の中でもいいペースで走ることができ、7周目終わりにピットに入りソフトタイヤに変更。残りのスティントを戦うことになりました。同じ戦略の64号車、5号車、1号車との戦いの中、64号車を21周目にパスすることに成功しました。そこからは戦略の違う見えない相手と順位を争う中でプッシュし続け、全車のピット作業が落ち着いた時点で7番手を走行していました。少しずつタイヤのグリップを失う中、後方2台に追われる苦しい展開になりましたが、順位を守るべく必死に走りました。そして43周を走りきり、7位でゴール。今季初ポイントを獲得することができました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースに向けて前戦までのマシンセッティングをエンジニアとしっかり話し合い、ベースセットを持ち込みました。結果としていい感触を得ることができました。もちろんこの順位で満足ではありませんが、今シーズンの中ではいい走りができたと思います。今年はシーズン途中参戦となり苦戦するイベントが多かったのですが、改めて日本のトップカテゴリーで戦えることの喜びを感じました。再びこのステージで走れるようシーズンオフの間準備していきたいと思います。今シーズンも応援ありがとうございました。サポートしていただいたすべての方に、あらためてお礼を申し上げます。