Race Report/レースレポート

2019 SUPER FORMULA

Round.06OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2019年スーパーフォーミュラ第6戦

開催日:2019年9月28日、29日 / 参加台数:20台 / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

スーパーフォーミュラの第6戦が岡山国際サーキットで行われました。前回のもてぎからのセットアップを煮詰めていきました。もてぎで2ストップ作戦を行なったので、フリー走行でのタイヤは周回数が多いものになってしまいました。そのためタイムでは比較できない中、自分を信じセット変更を行なっていきました。予選前の朝のフリー走行でも引き続きセットアップしていきました。今後のセットアップの方向性を見出す意味を込めて、予選に向けてはベースとは異なるセットアップに変更し臨みました。

Qualifying/予選

予選:17位

天候:曇り

ノックアウト方式の予選でした。Q1はグループ分けが行われ、Bグループで予選を走りました。朝のフリー走行よりも気温が上がる中、まずはAグループの予選が行われました。そこでのタイムはそれまで自分が記録していたものと遜色なかったので、Q1突破に自信を持っていました。しかしBグループでは路面コンディションが良くなり、自分を含め全員がAグループよりも速く、僅差の予選となりました。2周のアタックを行いましたが、接戦の中、Q2に進むことができず、総合17番手で終えました。

Final/決勝

決勝:14位

天候:曇り

フリー走行と予選のセットアップを分析し、また過去のデータも参考にしながらレース向けのセットアップを決めました。また今回「10周目以降にタイヤ交換義務を果たさなければならない」という特別規則が設けられ、タイヤ交換のタイミングなど、作戦は従来と少し違う内容でした。

決勝は68周で行われ、ソフトタイヤでスタートしました。スタートはクラッチを戻す時にアンチストールに入ってしまい、うまくいきませんでした。しかし混乱の中、15番手までポジションを上げることができました。8周目に車両回収のためセーフティカーが導入されました。ソフトタイヤでスタートしてピットのタイミングをできる限り遅らせる作戦だったため、このセーフティカーのタイミングはよくありませんでした。しかし、その中でも最善を尽くすため、10周を消化した周にピットに入り、ミディアムタイヤに交換。さらに次の周もう一度ピットに入り、再びソフトに変更しコースに戻りました。このピットでタイヤ交換義務はクリアしたため、最後まで走り切る作戦をとりました。

リスタート後、タイヤのグリップが得られているうちはペースを保つことができたのですが、次第にペースを上げることが難しくなっていき、前との差が広がっていってしまいました。それでも最後までプッシュし、ペースが良ければセーフティカー中にタイヤ交換義務を果たせなかったマシンの前に出ることが可能となるため、必死に走りました。しかしペースが足りずポジションを上げることができず、最終的には14位でレースを終えることになりました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースでも速さを出すことができませんでした。特に低速コーナーのグリップ不足に悩んでいます。次回の鈴鹿は2019年シーズンのスーパーフォーミュラ最後のレースとなりますので、速さを出さなくてはいけません。まずは自分が思うように攻めることができるマシンに仕上げることが大切です。最終戦までの間にできる限りのことをして、鈴鹿に臨みます。