Race Report/レースレポート

2019 SUPER GT

Round.04CHANG INTERNATIONAL CIRCUIT,THAILAND

2019年スーパーGT第4戦

開催日:2019年6月29、30日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:チャン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)

シーズン中唯一の海外戦であるスーパーGT第4戦『Chang SUPER GT RACE』がタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われました。フリー走行からオーバーステアバランスを修正すべくセットアップを進めました。気温が上がり路面温度が上昇するなか、決勝を見据えたタイヤ選択が重要でした。僕自身はハード側のフィーリングがよかったのですが、予選だけを考えるとミディアムがいい状態でした。決勝の作戦を踏まえると、チームとしては非常に難しい選択を迫られました

Qualifying/予選

予選:12位

天候:晴れ

Q1をベルトラン・バゲットが担当しました。フリー走行の結果からハード側のタイヤで予選に臨みましたが、12番手に終わり、Q2に進むことができませんでした。

Final/決勝

決勝:13位

天候:晴れ

日曜日のサーキットサファリとフリー走行を使って、決勝用のセッティングを煮詰めました。オーバーステアの症状は続いていましたが、短い時間で修正し決勝に臨みました。 決勝は66周で行われ、スタートはバゲットが担当しました。レース前からタイヤ無交換作戦を視野に入れていました。スタートから順調に周回を重ねていくなか、単独のペースは良かったのですが、前のマシンに引っかかる時間が続きました。そんな状況を打開するため26周目にピットインに入り、ドライバー交代を行いました。そして、タイヤは無交換で後半のスティントに臨みました。 ピットアウトからタイムを稼ぐためプッシュしていき、他チームのピット作業が終わった時点で5番手までポジションを上げることができました。そして37周目、アクシデントによりセーフティカーがコースインしました。前の順位のマシンとの差がなくなるのでチャンスではありましたが、同時にタイヤ無交換で得たマージンも失ってしまいました。 43周目にレースが再開され、前のマシンを追いかけましたが、ポジションを守りきれませんでした。さらに51周目、タイヤにスローパンクチャーが発生し、マシンを止めることになってしまいました。原因は確認中ですが、接触によってホイールのバルブが破損し、スローパンクチャーが発生したと思われます。マシンを止めましたが、規定周回数の70%を消化していたので完走扱いになり15周遅れの13位という結果でした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースはタイヤ無交換作戦で上位を狙いましたが、結果を残せませんでした。しかし今回の状況では一番、上位に入賞できる可能性が高い作戦だったと思います。 富士スピードウェイで開催される次戦『FUJI GT 500mile RACE』はレース距離が800kmと長丁場となるため、決勝を見据えたマシンセットが重要だと思います。その意味では、今回のレースで得たセットが役立つと思います。予選、決勝で速さを出せるように、チームとともに万全の準備をして臨みます。