Race Report/レースレポート

2019 SUPER GT

Round.07SPORTSLAND SUGO

2019年スーパーGT第7戦

開催日:2019年9月21、22日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:スポーツランドSUGO(宮城県)

第7戦『SUGO GT 300km RACE』が宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。8月に行われた合同テストではトップタイムを記録し、そのあと行われたオートポリスでも好調でした。そのセッティングを基に走り始め、タイヤの評価とセッティングを詰めていきました。

Qualifying/予選

予選:1位

天候:曇り

予選はQ2を担当しました。Q1を担当したバゲットが3番手タイムでクリアし、Q2に向けてのタイヤ選択やセッティングについて話し合いました。その中で出た意見を反映させQ2に臨みました。マシンの感触は非常によく、少しオーバーステアバランスでしたが、1周のアタックを成功させることができました。その結果、コースレコードタイムを記録してのポールポジションを獲得しました。

Final/決勝

決勝:5位

天候:雨

天気予報で午後は雨になるということでしたが、決勝前のフリー走行が始まった時にはドライの状況でした。マシンの最終確認を行い、グリッドに着いてレース開始を待ちました。レース前になり霧雨が降り始めましたが、この時点で路面が濡れるまでの雨は降っておらず、スリックタイヤを選択しレースに臨みました。

今回のレースの周回数は81周でした。雨が降ってきたこともあり、セーフティカースタートとなったのですが、この間に雨が強くなり、コース上は濡れてしまいました。4周目にセーフティカーが退きましたが、この時点ではレインタイヤが優勢でした。その中でもミスを犯してしまえば追い上げることが困難になるため、慎重かつタイヤが少しでも早く温まるようにプッシュしました。しかし12番手までポジションを下げてしまいました。9周目には後半セクションの雨量が増してきて、これ以上はスリックタイヤでの走行が難しいと判断。レインタイヤに替える決断をしました。レインタイヤに変えてからのペースは良く、周回遅れながらも500クラスの車両を抜きながらチャンスを待ちました。

38周目、コースアウトした車両の回収のためセーフティカーが入りました。ここで僕たちは周回遅れの分を取り戻すためコースにとどまり、同一周回に戻すことができました。43周目にリスタートしたと同時にピットに入りドライバー交代を行いました。自分のスティント後半からタイヤ無交換でも行けるかどうかをチームと話していたため、タイヤをいたわりながら走行していました。大きなグリップダウンがなかったため無交換を決断しました。このセーフティカーをうまく使うことができ、バゲット選手もペース良く最後まで走り、5位までポジションを挽回しチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

予選は前戦のオートポリスに続きマシンを信じ攻めることができました。2戦連続ポールポジション、そしてコースレコードは初めての経験でした。決勝はタイヤ選択によって大きく展開が変わりました。もちろん他の選択をしていればと言うことはできますが、判断はとても難しく、それよりも5位まで挽回できたというチームとしての強さが大切だと思います。このように速さと強さをつけることが結果を残すうえで大切なことだと思います。次回の最終戦も速さと強さを見せることができるようベストを尽くします。