Race Report/レースレポート

2007年 全日本F3選手権シリーズ第7戦、第8戦
2007年6月9〜10日
岡山国際サーキット
参加台数12台

前半戦の最後となる今回のレースは木曜日から走行が始まり長い週末でした。天候が不安定と予想され、気温も大きく変化する難しい日が続きました。
予選はそれぞれ3番手と4番手に終わり、第7戦の決勝はポジションをキープして3位表彰台。第8戦は天候が急転し、波乱のレースとなりましたが、今シーズン初優勝を飾ることが出来ました。

Qualifying/予選

第7戦 予選:1分25秒735/3位
天候:曇り

予選1回目のセッションが始まり、少し待ってからコースインしました。しかしタイヤが温まった頃にクラッシュがあったため、セッションは一時赤旗中断となりました。走行が再開し、残り時間も限られていたため、最後まで連続してアタックしました。金曜日までのセッションでは5番手でしたが、この予選ではうまく1周をまとめた結果、3番手タイムを出すことが出来ました。

第8戦 予選:1分25秒541/4位
天候:曇り

第7戦の予選セッションが終わり、10分間のインターバルを挟み、2回目の予選が始まりました。タイヤを1周かけてしっかりと暖めてアタックしました。少し力が入りすぎてしまい、細かいミスをしたこともあり、うまくタイムを伸ばすことができませんでした。さらにクールラップをしている時に赤旗が出るという不運もありました。予選が再開された後も、うまく1周をまとめることができず、4番手タイムに終わりました。

Final/決勝

第7戦 決勝:3位
天候:曇り

土曜日午後の決勝は18周で行われました。走行前に雨が降りましたが、フォーメーションラップが始まる頃にはドライコンディションになっていました。今回のスタートは特にクラッチミートに気をつけました。うまくスタートすることができ、3番手のままで1コーナーに入っていきました。前を走る2台のペースは予想以上に速く、徐々に引き離されてしまいました。4番手とも離れていたため、レースでは単独走行が続きました。終盤になってブレーキングでのミスが多く何とか直そうと思いながら走り、今季2回目の3位でゴールしました。

第8戦 決勝:優勝
天候:雨→晴れ

日曜日に行われた第8戦はタイヤ選択が勝負の分かれ目となりました。スタート直前に雨が降り始め、セーフティーカーの先導でレースが始まりました。雨はどんどん強くなっていき、1周目の終わりに3番手の選手がピットに戻り、タイヤをドライからレインに変更。次の周には多くのマシンがレインタイヤに変えました。その間、無線でチームとコース状況やどっちのタイヤを選択するのか、やり取りをしていました。最終的には「スリックタイヤでいけ!」と監督からも指示があり、タイヤを交換せず周回を重ねました。
5周目にセーフティーカーが解除され、この時のポジションはトップでしたが、濡れている路面ではレインタイヤを装着したマシンが有利なため、周回を重ねるごとに順位を下げていきました。7周目には8番手までポジションを下げてしまいました。しかし8周目から晴れ間が広がり、路面が乾いてきました。ここからはスリックタイヤを装着した自分が有利になり、9周目から反撃に出ました。周回ごとにポジションを上げ、12周目に6位、13周目に4位、15周目に2位となりました。そして16周目には再びトップに戻り、逆転に成功しました。そこからはファーステストラップを出しながら後続を引き離し、ミスなく25周を走りきり、念願の優勝を飾ることができました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースで優勝できたことはオーナー、監督、チームスタッフ、サポートしてくださった方々の力のおかげです。本当にありがとうございます。この優勝によって後半戦にいいリズムで臨んでいけると思います。しかし、まだ改善すべき課題が残っています。次回の鈴鹿までトレーニングに励みこの流れを無駄にしないようがんばります。