Race Report/レースレポート

2006年 全日本F3選手権シリーズ第11戦、第12戦
2006年8月5日〜8月6日
オートポリス
参加台数13台

シーズン後半戦の幕開けとなるイベントが、九州のオートポリスで行なわれました。走行するのは初めてコースでしたが、セッションを重ねるごとにタイムアップすることができました。とはいえ、オートポリスはアップダウンが多く、とても難しいコースでした。

Qualifying/予選

第11戦 予選:1:43.151/4位
天候:晴れ

今回は天気も快晴で、路面温度もかなり高い状況で予選が行われました。高い路面温度とコースレイアウトを考慮すると、タイヤのスイートスポットが非常に少なく、タイムアタックは1周の勝負になりました。ギリギリまでコースインをせず、チャンスをうかがいました。ようやくコースインしてアタックしましたが、肝心な1周目にアクセルワークがうまくいかず、コーナーの立ち上がりで滑ってしまいました。2周目もそのままアタックしタイムアップをすることはできましたが、思うようなタイムを出すことができませんでした。その結果、4番手に終わりました。

第12戦 予選:1:42.524/3位
天候:晴れ

10分間のインターバルを挟み、2回目の予選が始まりました。1回目の走行のあと、少しマシンのセッティングを変更し、ギリギリまでアタックのタイミングを待ってから臨みました。そして2回目の予選は1周アタックしたあとにクールラップを入れ、最後にもう1度アタックする作戦に変更しました。1回目の予選ではミスが多く出てしまったので、なんとか1周をまとめられるように走りました。作戦は成功し最後のアタックでタイムアップすることに成功。第12戦は3番手からのスタートになりました。

Final/決勝

第11戦 決勝:7位
天候:晴れ

土曜日の午後に行なわれた決勝はアウト側の4番手からのスタートでした。シグナルが消えてスタートした時にアクセルを開け過ぎてしまい、ホイールスピンしてしまいました。しかも、なかなかホイールスピンがおさまらず、1コーナーまでに7番手へ後退してしまいました。その後、前を走るマシンを追いかけていきましたが、近づきすぎるとダウンフォースが抜けてしまい、1秒以内の差に詰める事ができませんでした。それでもラインを変えたり、間合いを取ったりしましたが、前のマシンを抜く事ができず、結局7位のままでチェッカーとなりました。

第12戦 決勝・・・4位
天候:晴れ

日曜日の正午過ぎに第12戦の決勝が行なわれました。スタートで順位を落としてしまい、1コーナーに進入したときには、内側にしかラインがありませんでした。しかし、そこで小さく回り込み、アウト側でオーバーランしたマシンを抜き返すことができました。その結果、ポジションは4番手で1周目を終えました。

その後はなかなかペースを上げることができず、さらに周回遅れがトラブルでスローダウンしているときにラインをふさがれてしまい、前のマシンと差がついてしまいました。この12戦ではタイヤのマネージメントよりも1周を予選のように走ることを心がけました。他のマシンは徐々にペースが落ちていましたが、コンスタントにいいタイムを重ねることができ、終盤には3番手に追いつきました。しかし序盤についてしまった差を埋めることはできず、最終的に4位でゴールしました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

初めてのサーキットでいいパフォーマンスを見せたかったのですが、なかなかうまくできませんでした。しかし、12戦の決勝のように暑い中でもコンスタントにいいタイムで走れました。これは今後のレースでは大きなアドバンテージになると思います。課題のスタートはまだうまく決めることができませんが、これから精度を上げていって、レースで決められるように練習します。