Race Report/レースレポート

2017 SUPER GT

Round.07CHANG INTERNATIONAL CIRCUIT,THAILAND

2017年スーパーGT第7戦

開催日:2017年10月7日、8日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)

第7戦はシーズン中唯一の海外戦である、タイの東北部ブリーラムにあるチャン・インターナショナル・サーキットで行われました。土曜日の朝、激しい雨が降り、フリー走行は10分遅れでスタートしました。セッションはレインコンディションで始まりましたが、徐々にドライコンディションに変わっていきました。その中で予選に向けてのセッティングをいくつか試しました。

Qualifying/予選

予選:3位

天候:雨のち晴れ

今回Q2を担当しました。再びスコールで路面が濡れている状態で予選が始まりました。Q1はレインタイヤで小暮さんがアタックし、5番手で通過しました。Q2の開始時点ではところどころ水が残っている状態でしたが、スリックタイヤで臨みました。タイヤのウォームアップに時間がかかるため、Q2の開始と同時にコースに入りました。濡れている場所をうまく避けながら走行し、周回ごとにタイムを更新。最終的に3番手のタイムで予選を終えました。

Final/決勝

決勝:3位

天候:雨のち晴れ

レース前のフリー走行で決勝セッティングを試しました。そして、準備も整いグリッドについたのですが、再びスコールが降り、レインコンディションでレースが始まりました。

今回はスタートドライバーを務めました。急な雨だったのでセーフティカー先導の下始まり、3周目にセーフティカーがピットに入り、レースが本格的に始まりました。ハード側のタイヤを選択したこともありウォームアップに時間がかかり、前の2台との差が広がり、後ろからもプレッシャーを与えられました。しかし、数周後はペースが上がり前を行く2台に追いつき始めました。

10周過ぎから路面が急激に乾き、ドライタイヤにスイッチするタイミングになりました。15周目にピットに入り、ドライバーはそのままで、タイヤをドライに変えてコースに戻りました。アウトラップで6号車に先行され、4番手でレースが進んでいきました。自力のペースがよくなかったので、300クラスの処理で差が開かないように集中しました。ポジションは変わらないまま40周目にピットに入り、小暮さんと交代しました。

その後も4番手でレースが進みました。そして残り2周で3番手を走行していた12号車がストップしたため3番手に浮上。そのままチェッカーフラッグを受け、第3戦のオートポリス以来の表彰台でした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回は天候が不安定でさまざまなコンディションがありましたが、うまく対応することができたと思います。そして、300kmレースでは初めてのスタートドライバーを務めました。レースの流れを作るという部分ではうまく仕事ができたと思います。最終的にあの順位(4位)でレースをすることができたので、表彰台に上がるチャンスをつかめました。もちろん優勝を目指していましたが、3戦連続で悪いレースが続いていたので、なんとか流れを変えたい思いがありました。 最終戦のもてぎではチャンピオン争いには加われませんが、優勝してシーズンを締めくくるために集中して臨みます。