2017年のシーズン最終戦、第8戦『2017 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT GRAND FINAL』がツインリンクもてぎで行われました。最終戦に向けたマシンのセッティングが自分にとって感触がよかったのですが、他車のパフォーマンスがわからないため、さらにタイムアップできるようにフリー走行で合わせ込んでいきました。
今回はQ1を担当しました。フリー走行でタイヤを評価し、ミディアムを選択しました。2周しっかりとタイヤを温めるのに使ったあと、タイムアタックに入りました。右フロントの温まりが少し足りなかったため3コーナーでアンダーを出してしまいましたが、それ以外はうまくまとめることができました。その結果、トップと僅差の4番手タイムでQ1を通過しました。当初の予想よりもタイムが良く、チームも喜んでくれました。Q2は小暮さんが担当し、8位で予選を終えました。
決勝前のウォームアップ走行でレースセットの最終確認を行いました。そして迎えた決勝は53周で行われました。
スタートは小暮さんが担当しました。タイヤのウォームアップに時間がかかり、11番手までポジションを落としてしまいましたが、他車の接触やオーバーテイクもあり、7番手まで順位を挽回しました。そこから100号車と12号車とポジションを争いながらの走行になりましたが、抜くまでには至りませんでした。そこで現状を変えるためにミニマム周回数でピットに入り、ドライバー交代を行いました。
アウトラップからタイムを稼ごうとプッシュし、ペースを上げることができたので4番手までポジションを上げることができました。しかしオーバーステアなバランスでペースを上げることができず、100号車に追われる展開になってしまいました。29周目のS字コーナーで300クラスのマシンに詰まってしまったところを抜かれてしまいましたが、35周目に100号車が失速したところを抜き返し、4番手にポジションを戻しました。その後も100号車からの猛攻が続き、何度も仕掛けられましたが、何とかポジションを守りきり、シーズン最後のレースを4位で終えました。
最終戦のもてぎは走り始めからマシンの感触が良く、予選でも思い切りアタックすることができました。レースセッティングに関してはもう少し煮詰める必要があったと思いますが、少ない走行時間でできることには限界がありました。与えられた状況の中では、ベストな走りができたと思います。
2017年をあらためて振り返ると、速さを見せることができましたが、結果を残すことができず、悔しいシーズンになりました。安定した速さは継続できてきたと思いますので、来季は強さも出せるように自分を磨いて、しっかりと準備します。
今シーズン、いつも応援およびサポートをしていただき、本当にありがとうございました。あらためてお礼を申し上げます。2018年シーズンも引き続きよろしくお願いします。