Race Report/レースレポート

2017 SUPER GT

Round.01OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT

2017年スーパーGT第1戦

開催日:2017年4月8日、9日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:岡山国際サーキット(岡山県)

2017年は新規定に沿った新車となり、シーズンオフの間にテストを重ねました。開幕戦の舞台は今年も岡山国際サーキットで、土曜日のフリー走行は路面が濡れている状態から始まり、レインタイヤでマシンの状況を確認しました。次第に路面が乾き、スリックタイヤでも走行することができ、セッティングを煮詰めました。マシンの感触は良かったので、自信を持って予選に臨みました。

Qualifying/予選

予選:5位

天候:曇り

今回Q1を担当しました。予選に向け、少しセッティングを変更しました。タイヤの温まりが遅かったので3周かけてタイヤを温めアタックに入りました。セクター1、2はいい感触で走れましたが、セクター3のダブルヘアピンから先の区間はフリー走行とバランスが変わっていたため、乗りにくく感じました。それでも6番手のタイムをマークし、Q1を通過しました。6番手といえどもトップとのタイム差があまりなかったので、セッティングをフリー走行の時の状態に戻しました、Q2を小暮さんが担当しましたが、Q2は2度のアクシデントで赤旗が続き、全車がアタックしないまま予選が終わってしまいました。結果、アタック前のタイム順となり、5番手からスタートすることになりました。

Final/決勝

決勝:11位

天候:晴れ

今年からスケジュールが変更になり、日曜日の午前に行われていたフリー走行がなくなりました。代わりに、レース前に20分間のフリー走行が行われます。この時間でレースセッティングを確認しました。そして、スタート担当の小暮さんがグリッドへ向かおうとしたときに電気系トラブルが発生しました。何とかグリッドにたどり着けましたが、そのままではスタートすることができないため、グリッド上で修復を試みました。 時間が過ぎ、パレードラップが始まったときになっても17号車は発進することができませんでした。小暮さんが車内で何度もエンジン始動を試み、全車がパレードラップに入ったあとに1度エンジンが始動しました。小暮さんは500クラスの隊列に戻ろうと走り始めましたが、コース上で再びエンジンが止まってしまいました。

ピットにマシンが戻り、メカニックの迅速な作業が行ってくれました。そのおかげで8周遅れでしたが、再びレースに戻ることができました。その後はトラブルが起こることなく、順調に周回を重ねていきました。次戦の富士につながるように、タイヤマネージメントや走り方を考えながら走行し、11位で開幕戦を終えました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回はテストの時から好調だったため、予選でQ2がしっかり行われていればいいグリッドを獲得することができたと思います。レースはスタート前にトラブルが発生してしまい、思う存分、戦うことができませんでしたが、復帰してからのペースは悪くなかったと思います。しかし、トップの車両と比べるとレースペースはもう少し上げないと勝つことは難しいと感じました。今回の結果を踏まえ、500kmのレース距離で行われる富士は上位を目指し走ります。