Race Report/レースレポート

2017 SUPER GT

Round.02FUJI SPEEDWAY

2017年スーパーGT第2戦

開催日:2017年5月3日、4日 / 参加台数:15台(GT500クラス) / 会場:富士スピードウェイ(静岡県)

第2戦は静岡県の富士スピードウェイで行われました。レースは距離が500kmとなり、2回のドライバー交代が義務付けられていました。土曜日のフリー走行では、3月に行われた合同テストと比べて、ブレーキング時のオーバーステアが強いことが気になりましたが、セッティングを変えても症状は解消できませんでした。フリー走行後もデータを確認し、予選に向けてセッティングを変更しました。

Qualifying/予選

予選:10位

天候:曇り

今回、予選はQ1を担当しました。フロントタイヤの温まりが悪かったので、3周ウォームアップした後にアタックに入りました。しかし、1コーナーのブレーキングでリアがロックし、タイムをロスしてしまいました。2周目のアタックではセクター1〜2までよかったのですが、セクター3でリアグリップが落ちてしまいタイムアップできず、10番手で予選を終えることになってしまいました。

Final/決勝

決勝:8位

天候:晴れ

レース前の20分間の走行で予選後に大きくセッティングを変更したマシンの感触を確かめました。しかし、それでもオーバーステアが解消されませんでした。グリッド上でもオーバーステア対策をしてレースに臨みました。

今回のレースは500km(110周)で行われ、スタートと最後のスティントを担当しました。スタートは大きなアクシデントはなかったのですが、2周目の1コーナーでフロントタイヤがロックしオーバーランしてしまい、13番手にポジションを下げてしまいました。フロントタイヤの温まりが悪いことを考慮しスタート前にできる限りウォームアップしたのですが、十分に温まりきっていなかったことが原因でした。 その後、6台が塊になりポジション争いをしている中、24号車を抜くことができましたが、そこからはポジションを上げることができませんでした。しかし、単独で走ることができればペースを上げられる可能性があったので、チームと無線で状況を説明し、チームの判断で予定よりも早いピットストップを行いました。小暮さんに代わるタイミングでタイヤをハード側に変えましたが、この作戦が功を奏し、大きくポジションを上げることができました。

68周目、再びドライバー交代してコースに戻り、全車がピットストップを終えた時には8番手を走行していました。単独でのラップタイムはよかったのですが、300クラスを抜く際のタイムロスが大きく、なかなか前を走るマシンとの差を詰めることができませんでした。結局、8位のままでチェッカーを受けました。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回はオーバーステアを直すことができず、難しいレースを強いられました。シーズンオフのテストからマシンのフィーリングが変わってきているので、セッティングの方向性を考える必要があると思います。しかし、富士でのレースはセッティングが特殊ということもあるので、次回オートポリスに向けては開幕戦の岡山のフィーリングも考えつつ、チームとともにセッティングを決めていきたいと思います。 またレース中、オーバーステアのマシンでもうまく乗れるように考えて走り、レース後半は単独ではいいタイムで走ることができました。この走り方は今後も活きると思います。次戦も引き続き応援よろしくお願いします。