スーパーGTの第4戦は宮城県スポーツランドSUGOで行われました。土曜日朝のフリー走行では路面コンディションが変化する中、セッティングを合わせるのが難しかったですが、最後の500クラス単独の時間で小暮さんがトップと遜色ないタイムを出すのを見て、安心することができました。
予選はQ2を担当しました。Q1を担当した小暮さんは4番手タイムで通過しました。今年も他のマシンとのタイム差がほとんどなく、僅差の戦いになりました。300クラスと混走するフリー走行では、路面コンディションも大きく変わる中で14秒台のタイムしか記録できていなかったので不安がありました。それでも小暮さんからマシンの状況を聞き、いいイメージを持ってQ2に臨みました。 その結果、1分11秒491という3番手のタイムを記録しました。菅生のような短いサーキットでフリー走行の時から2.5秒も大きくタイムを詰めることができました。マシンとコースの状況にドライビングを合わせ込むことができたので良かったです。
レース前の20分間はレインコンディションで行われました。後半の10分間ドライブし、硬めのレインタイヤで周回しました。タイヤのウォームアップに時間がかかりましたが、タイヤにしっかり熱が入ったあとはフィーリングもタイムも良かったです。その後、スタート進行が行われる中、雨は止んで少しずつ路面が乾いていく状況でした。ドライかレインかタイヤ選択に迷うコンディションでしたが、直前に雨が降り始めたため、チームはレインタイヤでスタートすることを決めました。
レースは81周で行われ、スタートは小暮さんが担当しました。スタート直後から前を抜こうと1周の間に激しいバトルが繰り広げられました。そして、1周を終えホームストレートに戻ってきたときに17号車のエンジンカウルが飛んでいってしまい、大きく破損してしまいました。走行できる状況ではなくなってしまったので、そのままピットに戻ってきました。チームは何とかレースに復帰しようと懸命に修復を試みましたが、パーツが足りず、復帰することができませんでした。
今回は流れも良く、ドライとウェットのどちらのコンンディションでも調子が良かったので、決勝を戦えなかったことが残念です。夏の富士、鈴鹿で巻き返せるように気持ちを入れ直してレースに臨みます。