Race Report/レースレポート

F3ユーロ・シリーズ:ザントフォールト(オランダ)
2008年7月11日〜13日
参加台数27台

オランダのザントフォールトでレースが行われました。金曜日の午前に練習走行があり、午後からは予選が始まるという忙しいスケジュールでした。もちろん初めてのサーキットだったので、短い時間でコースを把握できるように、できるだけ多くの周回を走りました。予選では6番手を獲得したのですが、両レースともにリタイアという結果に終わってしまいました。

Qualifying/予選

予選:6位
天候:晴れ

予選は30分間のセッションとなりました。開始直後にコースインして、すぐにアタックを開始しました。1セット目の新品タイヤの時はマシンのフィーリングがよく、クリアラップもうまく取ることができ、トップタイムをマークしてピットに戻りました。しかし少しオーバーステアだったので、2セット目の新品タイヤに交換した際にセッティングを変更。2回目のアタック臨みましたが、結果的にセットアップの変更がうまくいかず、さらに強いオーバーステアになってしまいました。なんとかマシンをコントロールしながら走行しましたが、1回目のタイムを更新することができずに予選を終えることになりました。

Final/決勝

レース1:リタイア
天候:晴れ

朝から強い雨が降っており、ウェットでのレースになるかと思われました。しかしレース前には完全にドライコンディションに回復していました。予選でのマシンフィーリングをもとにセッティングを変更し、ウイングもレース用に合わせていきました。

スタートしてすぐに1台を抜いて、4番手の横に並んだまま1コーナーに入っていきました。うまく前にいけそうだったのですが、2コーナーでマシンを滑らせてしまい、5番手でオープニングラップを終えました。1周目に他車とポジション争いをしている間に4番手と少し差がついてしまいましたが、すぐに4番手のマシンがコースアウト。ギャップが一気につまったのですが、4番手のドライバーがコースに戻ってきたタイミング悪く、コーナーで行き場所を失って失速。その結果、後続の選手が追いつかれ、6番手に順位を下げてしまいました。さらに14周目、6コーナーの立ち上がりでいきなり消火器の中身が噴射するという予期せぬトラブルが発生し、前が見えなくなってしまいました。必死に手で防ごうとしたのですが、消火器の勢いが強く、ピットに戻ってくるのが精一杯でした。このトラブルによりレースをリタイアすることになってしまいました。

レース2:リタイア
天候:晴れ

晴天の中、26周のレースが始まりました。レース1の結果を受けて、25番手からスタートを迎えることになりました。今回もいいスタートを決めることができ、1台をすぐに抜くことに成功しました。そのままアウト側をキープして1コーナーに向かって真っ直ぐに走行していたのですが、イン側にいた選手が急にアウト側にマシンを振ってきました。そしてフロントタイヤに接触。ホイールが割れ、サスペンションのアームも折れてしまいました。何とかピットまでは戻ったのですが、再スタートをすることができませんでした。

Koudai's Voice/塚越広大コメント

今回のレースは不運もあり、結果を残すことができませんでした。しかし予選で調子が良かったにもかかわらずポールポジションを取れなかったことや、レース中にチャンスを生かせなかったことなど、課題が浮き彫りになったイベントでした。次戦までには時間がありませんが、課題を克服し、結果を出したいと思います。